◆岩稜
見通しの良い自然林の合間から、
東赤石山山系の稜線が姿を現します。
この山域は四国では珍しい岩稜を持ち、
蛇紋岩系のカンラン岩の表面が
赤褐色に酸化して
その名の由来になったといいます。
そのカンラン岩は
地球のマントルを構成する
比重の大きい岩石で、
地表まで上昇するのは
大変に稀れだと聞きます。
◆奇岩
鉱石採掘の為の伐採などの影響か、
8合目付近からは奇岩が露出した、
四国で他には見られない風景になります。
一応正規ルートはあるのですが、
木々に遮られることなく
バリエーションを楽しむ事もできます(笑)
◆赤い頂へ
法皇山脈を縦断する縦走路と交差し
赤い岩肌にクロベとヒメコマツが織りなす
東赤石の頂に直登しました。
岩の重なった石舞台のような頂からは、
眼下に瀬戸内海が一望です。
海岸からわずか11キロメートルの間に、
標高が1700mも上昇する急峻な地形は圧巻です。
◆八巻山へ
今日は気持ちの良い昼食を楽しむために、
主峰絶好のビューポイント
お隣の八巻山に移動することにしました。
実はこの移動がおもしろい!
ほとんど木の生えていない切り立った岩稜を、
おのおの好きなルートを選んで進めます。
こうなると俄然燃えるのが魔王です。
今年のあの「公約」は、
すっかり忘れてしまったようで、
あっという間に見えなくなってしまいました(苦笑)
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