猿板

遊山黒子衆SARUの記録

ヌル谷春の野宿 懐を楽しむ

日輪

◆猿の道具達
 我々がSARUと名乗る理由は、
人間は「毛を失った猿」である
自覚を持つことにあります。
 自然の生き物は裸でも大丈夫なのですが、
我々人間がそこで生き延びるためには
道具などが必要になります。
それは生命を守る道具もありますが、
SARUは快適の為の道具を大切にする傾向が強くあります。

◆お弁当
 遊山の基本は「お弁当箱」だと考えます。
夏は「わっぱ」などを使いますが、
冬はご飯が固くなってしまうため
保温力のある入れ物が美味しく頂けます。
最近のお気に入りは魔王が見つけたこれ。

 前日のご飯の余りでも
容器ごと電子レンジで使用できるため、
冬山でもしっかり湯気が立ちました。

◆食するため
 触感を大切にする日本人として、
食器は木の椀を愛用したりします。
火にかけることは出来ませんが、
ある程度保温力もあり、
手にしっくり来る感じに寛ぎを感じます。

 焚き火をするときは
この「南部鉄のゴトク」が活躍しています。

飯盒や鍋は「吊す」より「置く」が安定し、
特に炊飯時には重りを置くことが出来るため、
水蒸気を逃がさない簡易圧力釜となり、
標高差の高いところでも
ふっくらご飯を炊くことが出来ます。

 焚き火は生きた火を扱うため、
燃える薪を扱う事の出来る革の手袋や、
火の粉が散っても穴が空きづらい、
ウールやコットンのシャツなども活躍しています。

◆寛ぐため
 なんと言っても「座椅子」と「テーブル」です。
この二つはテント泊でも活躍します。
座椅子は狭いテント内でも
足が伸ばせるため疲労回復につながり、
背もたれによる腰の負担軽減になります。

 テーブルは水平を保つ目的と、
下の部分も利用できるため
限られた空間が有効に使えます。

 そしてテーブルにはエビスが・・・(笑)
湧き水を利用できる森では、
真夏でもビールの適温が得られます。

勿論今日も冷えてます。
 
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