猿板

遊山黒子衆SARUの記録

店長手箱越えを行く 頂より結ぶ

望む

◆手箱山 
 全体が高知県に入っている山では
この山が一番高い標高を持ちます。
又頂上付近は、なだらかな笹の稜線を持ち、
石鎚山系の山並みや遠く剣山などの
眺望を楽しみながら歩むことも出来ます。
 そして頂上に近づくごとに、
今まで筒上山の後ろに隠れていた
石鎚山がその秀麗な姿を現しました。

◆神々の目線
 手箱山の頂は、
土佐の海岸線からも確認できます。
この日の澄んだ空気は
逆に太平洋も瀬戸内海も見せてくれました。

 高峰に座する神々は
この視線で我々を見守ってくれているのでしょう。

◆寛ぐ
 頂より帰り神社の横にある
避難小屋で昼食にしました。
外は今だ強い風が吹いていますが、
この空間ではそれも良いBGMです。

 バーナーに火を熾せば暖かく、
燃焼音もその演奏に加わり、
ガソリンの臭いも気持ちよく感じます。

 この風景の中で、
粗末でも暖かいものを頂く。
下界では感じない満足感を覚えます。

 体と感性を駆使し自然と対峙した後、
力を抜く事が出来るこの一時が、
一番心地よいのかも知れませんね。

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