猿板

遊山黒子衆SARUの記録

天狗の塚遊山 天狗が座る〜結び

峠

◆躄(いざり)峠
 古の峠道を「躄峠」に向かいます。
この峠はその昔、巨人が越えるとき、
あまりにも高いので頭が天につかえて、
いざって通ったという言い伝えから名付けられ、
その高さは標高1,780m。
北アルプスから西には、
ここより高い峠はありません。

 又峠の南には小さな峰があり、
山越えする人の安全を祈り
地蔵が祀られたことから
「地蔵の頭」の名が今に残っています。

◆牛の背に乗る
 峠から西に目を向ければ、
「牛の背」から「ミツコバ山」に続く
なだらかな白い草原状の笹原に、
三角錐の「天狗塚」がどっしり座っています。

 どこから見てもそれと解る尖りには、
天狗様が座ってどの子を「神隠し」しようか、
狙っているかのように想像したのかも知れませんね。

 その頂きにに登れば東には三嶺〜剣山、
西に目を向ければ石鎚山系まで眺望は抜群です。
そして眼下には祖谷の里が見えます。
「さて、どの子を神隠し遊んでやろうか」
いつの間にか気分は天狗様になっていました(笑)

◆野宴
 天狗様の居場所で遊んだ後は、
テントに帰り野宴の開始です。
 ここでアルコール類の紹介は、
必要はないと思います。

 今回は小太り親方から依頼(刺激)のあった、
河童流「鍋焼きうどん」を作ってみました。
 出しは昆布と鰹節と
「土佐ジロー」(土佐地鶏の交配種)を使用。
勿論落とす卵もジローです。

 麺は讃岐うどんに拘り、
エビとちくわの天ぷらをトッピングしてみました。

 勿論人数分の土鍋も背負い上げました。
如何でしょうか親方様。
四国へお出でになりませんか?

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