猿板

遊山黒子衆SARUの記録

店長の独り言「雪に想う・・・参」

kurokoshusaru2007-02-17

先日tochikoさんが書いていたように、
雪洞の中にいると意外と暖かい事に気づきます。
それは雪自体がデッドエアーにより、
保温剤の働きを果たし、
雪の中は0度位に保たれ、
例えば雪山で外気温が−15℃であった場合、
雪洞内との気温差は15℃となるため、
暖かく感じるのでしょう。

この雪によって植物は越冬します。
そこそこ体積が大きい木は良いのですが、
幼木などは−15℃以下の
外気温には長時間耐えられないと聞きます。

四国稜線を覆う笹も、
まともに寒波に襲われれば同じ事です。


その意味雪は山や森を覆う
布団であると言えるのではないのでしょうか?
人は雪が多く降ると都市機能などに影響するため、
あまり好まれないようですが、
自然は雪が降るのを待っているのかも知れませんね。


毎年暖冬が言われ、
言葉自体に慣れてしまった様な気がしますが、
こんな年が度々あるのは、
自然にとってどうなのか?
何事も「らしく」であることが良いように思います。


植物同様に冬の雪山に行きたい私達は、
冬は冬らしくあって欲しいと願うばかりです・・・(苦笑)。

blog Rankingへ