猿板

遊山黒子衆SARUの記録

冬の二ノ森遊山 会えなかった風景 結

一期一会

◆トラバース
 二ノ森前峰「鞍瀬ノ頭」(1,889m)の、
「五代の別れ」からの夏道は、
南斜面をトラバースします。
 しかし積雪期は雪崩を避け、
尾根にルートを取りますが、
今年はその必要も無いようです(苦笑)

◆その頂付近
 二ノ森は四国高峰には珍しく、
樹木(モミ)に覆われた頂を持ち、
風に強いモミが頂を守り、
今日は私たちを強い風から守ってくれています。

◆一期一会
 二ノ森へ最後の登りに取り付いた頃、
強い風に雪が混じり始めました。

 上昇気流に左右される山の天気は、
下界の予報はあてになりません。

 頂に着いて石鎚をみても、
今日は濃い霧から出てくる様子はありません。
でもこれが今日の風景。
今日の一期一会なのでしょうね。

◆猿道具
 今回持参した猿道具の一つ
昼食休憩に使用した
B社のシェルター「メガミット」の
雪上の利用について紹介します。
 そのメガミットとは、
ポール1本で自立する床のないテントです。

 雪面は四隅をピッケルとポールで固定するだけで、
慣れれば1分ぐらいで設営でき床がないため
アイゼンを履いた靴のままでも休むことが出来ます。

 又ツエルトと違いポールで空間が確保されるため、
中で火を使うことが可能で、
暖を取ったり、調理することも出来ます。

 耐風性、保温性も優れ、
ダウンの上下とシュラフカバー・シートがあれば、
ビバーグも可能で私も何度か体験し、
床のない開放感は結構快適でした。
 特に雪洞を掘ることが出来ない
今回の遊山には心強いアイテムです。
 でも残念なことに、
去年製造中止となりましたが、
探せばどこかのショップに在庫であるかも・・・?

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