猿板

遊山黒子衆SARUの記録

平成19年三嶺初遊山 贅にて結ぶ

最強の料理人

◆最強の料理人RYO
 板前を目指し京都で修行を積み、
皇族などVIPが高知にお越しになった際の
食の一切を賄う一流ホテルにある
料亭の花板を勤めた男が、
10年ぶりに山に帰ってきました。
 調理師の多いSARUの中でも最強であり、
登山界でもその腕の右に出るものは多くないと思います。

◆その拘り
 たとえ山といえ決して妥協をしない頑固な男。
前日に市場で仕入れた「アワビ」
(まだ生きています!!)

 刺身でも頂けそうなこの高級食材を、
惜しげもなく飯盒にぶち込み、切り刻み・・・。
 
炊き込み飯に・・・・(感涙
(彼は市場に人脈を持ち格安で仕入れることが出来ます。)

 そしてスープにとことん拘り、
肉と野菜をたっぷり使った「本格長崎チャンポン
 
 その澄んだ光る野菜の切り口は、
研ぎぬかれた包丁ならではのもの。

 そしてもう一人の拘り男が魔王が持ち上げた、
本物の黒ビール「ギネス」と、

「土佐鶴」の熱燗が料理を盛り立てます。

◆その手際
 狭い山上のテントの中でも、
その手際は鈍りません。
 
 二台並べたガソリンバーナーを巧みに操り、
 
 仕上がりから完璧に逆算され、
素早く正確に仕上がっていくその料理は、
調理師免許を持つ私の目にさえ、
魔法のように見えました。

◆そして明けるも
 そして翌朝に待っていたトドメは、
出しがしっかり利いた「キノコ丼」
 
参りましたm(__)m

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