猿板

遊山黒子衆SARUの記録

冬の八ヶ岳遊山 目指すこと

テントから

12月30日 最低気温-20℃
◆活気に溢れる
 翌朝は待っていた晴天です。
放射冷却の為今回の最低気温を記録し、
卵もビールも凍っていました(爆
赤岳鉱泉界隈も昨日と打って変わって、
やる気満々のクライマー達で賑わっています。
さあ我々も遅れを取ってはなりません(笑)

◆行者小屋へ
 中山乗越を越えワンピッチで行者小屋です。
ここは八ヶ岳の主峰赤岳を挟む登山ルート
文三郎道」「地蔵尾根」の分岐点です。
小屋を見下ろす中岳も美しく輝いています。

文三郎道
 取りあえず赤岳を目指す我々は、
文三郎道に取り付きます。
森林帯を抜ける間、
雪は1mを越えていますが、
トレースはしっかりしています。
ここが四国ならラッセルで一仕事ですね。

 やがて森林線を超えると、
一気に視野が開けます。
降ったばかりの雪をまとった峰達は美しかった。

 ハイマツ帯の急登となる文三郎道も、
すっかり雪に覆われ、
鎖もほぼ埋まっています。

◆光る風
 独立峰である八ヶ岳は風が強い。
この日も稜線に近づく毎に風が強まり、
我々もアイゼン・ピッケルワークを確かめるように、
一歩一歩確実に稜線を目指します。

 高峰を吹き上げ
新雪を巻き上げる風に朝日が当たり、
まるで風が光っているように見えます。
さあ、もうすぐ稜線です。

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