猿板

遊山黒子衆SARUの記録

冬の八ヶ岳遊山 至るまで

kurokoshusaru2007-01-02

12月27日から28日 最低気温-15℃
◆遠い道のり
 出発前日に日本列島を通過した低気圧は、
各地でこの時期としては記録的大雨をもたらし、
太平洋に抜けた後に強い冬型になりそうでした。
 27日仕事終了の後19:00高知を出発する我々は、
深夜の関ヶ原を無事超えられるか心配でしたが、
寒気団は我々の通過を待ってくれたようで、
2:30に諏訪南ICに到着。
夜明けまで仮眠する時間まで与えてくれました。

◆林道
 車は今回の寒波を警戒し、
手前の八ヶ岳山荘有料駐車場に預け、
夜明けと共に出発しました。

 でも林道歩きも楽しいものです。
私は4年ぶりになりますが、
今回同行したtochikoと恵一は初めての八の森です。

四国にはないカラマツと白樺の混成林を
凛とした空気と共に堪能できたようです。

水墨画
 美濃戸山荘を過ぎた頃から積雪が現れ、
砂防堰からの柳川北沢添い山道は、
美しい雪化粧した世界でした。

 この頃から雪がちらつき始め、
曇った薄暗いモノトーンの風景は、
猿好みな水墨画のようでした。

◆風雪に沈む
 歩き始めて3時間。
目指す赤岳鉱泉に近づいた頃から風雪が強くなり、
やっと寒気団本隊が訪れた様です。

 名物「アイスキャンデー」も
山荘と共に風雪に沈んでいました。
我々も移動の疲れと共に、
幕営の後、心地よい寝袋の底に沈んでしまいました。

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