猿板

遊山黒子衆SARUの記録

店長が白い霊峰を行く 転

kurokoshusaru2006-12-25

◆眠る原生林
 四国で生態系を保てる規模の
原生林を持つ山はここだけです。
杉檜の植林ではない自然林も四国のそれは、
かつて人の手が加わった2次林が殆どです。

 特に植林率90%を越える
日本一自然の無い高知県に関しては、
かろうじて伐採を免れた、
稜線に一部残るのみで、
原生林は皆無と言って良いでしょう。
三嶺自然林も殆どが二次林です)

◆霧氷降る
 その豊かな森も今は冬眠中です。
大空に向かって一杯広げた枝には、
美しい霧氷が付着し、
日と風が当たりパラパラと降ってきます。

 その霧氷と雪が積もった登山道は、
カフカの心地よい感触を
楽しむことが出来ます。

◆北壁
 石鎚の見所の一つ北壁です。
その下を横断する登山道には、
急な斜面から降りてきた雪が吹きだまり、
四国で一番最後まで雪が残る場所でもあります。

 雪山の醍醐味ラッセルですが、
膝を越えても新雪であれば楽ですよね。

◆鳥居
 冬のメイン道「成就社ルート」との合流点にある、
鳥居の広場に到着しました。
 冬のテン場に使えるスペースは、
絶好の休憩ポイントでもあります。
 風もない好天に恵まれ、
瀬戸内海を眺めながら、
ラストアタックに備え息を整えましょう(笑)

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