猿板

遊山黒子衆SARUの記録

霊峰梶ヶ森遊山 豊かな森を持つこと

標識

 私は何年ぶりでしょうか。
結婚前にtochikoと友人達と訪れた時には、
既に車道が開通していたため、
頂上まで車で2回ほど訪れただけで、
歩いて登るのは今回が初めてでした。

 龍王の滝から急な石段が始まり、
息が弾みますが、
森は自然林に帰り、
景色が明るく気持ちも弾んできます。

 やがて道は吉野川の支流、
紅葉(もみじ)川に沿った道となり、
静かに流れる小さい沢が箱庭のようで、
ついつい休憩が長くなってしまいます(笑)
 
 小さいながら森の幸(ムキタケ)も
少々頂きました(笑)

 再び杉に囲まれた石段となり、
定福寺奥の院護摩堂」が
大きな杉の林の中に現れました。
勿論人の手によるものですが、
深山にしっくりと収まり、
風景の一部になっています。

 この奥の院については、
後日tochikoが詳しく書くそうなので、
ここは先に進みましょう。

 登り始めて1時間ほどで、
仁王様が守る「真名井の滝」に出会いますが、
こちらも水量は少なめでした。
 しかし滝を挟んだ大岩は見事で、
その左岸側には修験場であったと言われる鎖場がありますが、
今は頑丈な階段が設置され、
安全に通過することが出来ますよ。
ご安心召され(笑)

 そんな深山幽谷な風景も、
笹が現れ森の木々がススキに変われば
頂上がもうそこに見え始めました。
景色が一気に開けますよ。

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