猿板

遊山黒子衆SARUの記録

店長初冬の寒風山を行く 木の根三里

店長

 今回は高知県の北部愛媛県との県境、
いの町旧本川村にある寒風山の記録です。
寒風山は石鎚山系の東部にあり、
登山道はよく整備され、
頂上からの景観も優れており、
四国の登山者には人気の高い山です。

 早朝高知発。R33を西に走り、
いの町でR194へ、
ここからは、アウトドア誌でもお馴染みの、
仁淀川に沿う気持ちの良いドライブとなります。
 この頃ちょうど夜明けを迎え、
仁淀川名物沈下橋の寂びた風景に、
車を駐めしばし見入ってしまいました(笑)

 国道は清水構造帯の急な坂を登り、
長いトンネルを抜けると、
紅葉真っ盛りの旧本川村にはいります。
 安徳伝説の伝わるこの山間部には、
かつて原生林をくぐる街道があり、
木の根が大きく張り出し、
岩場や丸木橋などの難所が多く、
木の根三里と呼ばれる、
交通の難所であったと言われています。

 しかしその道も今はダムの底ですが、
山間より望む高峰の風景は、
きっと昔と変わらないのでしょうね。

 新寒風山トンネル手前を、
散り始めた紅葉の中、
葛籠れに高度を稼ぐ旧道に入り、
旧の寒風山トンネル手前にある
登山口を目指しました。
 

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