猿板

遊山黒子衆SARUの記録

店長の独り言「シイが沢山咲く年は」

9月に入りやっと過ごしやすくなりましたね。

馬路マラソンも一ヶ月後に迫り、

日々期待と少しの不安に胸躍る店長です(笑)

今回は今年の大雨で気づいた事を書きたいと思います。

以前土佐の年配者から、

「シイが狂い咲きする年は大雨が降る」

と聞いた事があります。


シイ(椎)とは、ブナ科シイ属の照葉樹で、

ツブラジイ、スダジイの2種が主です。

温暖な高知には多く生えており、

そのドングリは子供の頃煎ってよく食べました。

そしてその花は春先に開花するのですが、

今年は特に多く、

その独特の香りが山中を覆っていました。

で雨はと言うと・・・・。


皆さんご存じの通りの大雨。

残念なことに日本各地で

犠牲者を出すに至る災害になってしまいました。

確か平成10年(1998)の

高知市が水没した「98豪雨」の春も

シイが大開花していました。

植物学的にどうなのか、私には解りませんが、

先人が素直な目で自然を見つめ、

対峙したその経験と知恵を伝承してくれた

「諺」や「地名」などにはそれなりの根拠があると思います。

科学だけでは解明出来ないこともあるような気がします。

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