猿板

遊山黒子衆SARUの記録

魔王とヌル谷遊山 ほむらを使う

魔王と焚き火

◆炎とオキ
 SARUの焚き火は、
極力炎を押さえてオキを多く作ります。
それは焚き火を長持ちさせる為でもありますが、
上手く調理を行う為でもあります。
 炎は表面からを通しますが、
オキが出す遠赤外線は、内部から火を通し、
旨味を素材の中に封じ込めることが出来るからです。
 たとえば炊飯の場合は、
炎で沸騰させた後は、
炎を引いてオキで炊きあげると、
焦げを押さえふっくら甘く仕上がります。

◆五徳を使う
 我々が焚き火でいつも使うのが、
この南部鉄の五徳(ゴトク)です。

 鍋など木を組んで上から吊すこともありますが、
これを使えば重い鍋でも安定するし、
飯盒は上から石で重しが出来るため、
簡易圧力釜となり沸点が上がり、
標高の高いところでもお米をふっくら炊くことが出来ます。

◆宴へ
 さあ、真夏であっても沢は、
ビールを冷やすのにちょうどの水温です。
稜線との違いは、
いつも冷えたビールが飲めることでしょうか(笑)

 今宵のお酒の相手は、すき焼きです。

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