猿板

遊山黒子衆SARUの記録

魔王とヌル谷遊山 ほむらと遊ぶ

ナタ

◆雷雨が過ぎる
 どの位眠ったでしょうか。
遠雷はとぎれることなく続いていますが、
いつの間にか雨は上がり、
木々の合間から青空が見え始めました。
 今宵は稜線ではなく、
森の中で夜を明かします。
我々の森での最大の楽しみ、
「焚き火」の準備を始めましょう。

◆薪をつくる
 薪を作るには、
革手袋・ノコギリ・ナタが重宝します。
森の中には無尽蔵に燃料がありますよ。

木々が光合成により蓄えた、
太陽のエネルギーを発散するだけの行為である焚き火は、
自然に即した行為であり、

その光や熱を利用するのは、
人が人である証であると考えます。
いやいや難しい事は考えず、
大いに楽しもうではありませんか!

◆火を熾す
 SARU流の焚き火は、
地面にオキ(炭火)が溜まる「くぼみ」を掘り、
枕木を置き、それに垂直に石を並べ空気の流れを一定にします。

枯葉や小枝から着火し順に大きな枝に火をリレーし、
一本のマッチで朝まで燃える焚き火を作ります。
 この日の薪は雨で濡れていましたが、
何とか安定したオキを作ることが出来ました。

◆火に安心感を覚える
 炎が熾るとじっと見つめてしまい、
せっかくの時間なのですが会話が少なくなります。
 木々の燃える音や香りが気持ちよく、
心身共にリラックスしている証拠なのでしょうね。

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