季節の変わり目で、
特に春から夏、夏から秋の間は、
日本の上空の空気が入れ替わる時期です。
大陸の高気圧が持つ寒気と、
太平洋高気圧が持つ暖かく湿った空気の境に前線が発生し、
雷雲(積乱雲)が発生しやすくなります。
特に山は地面自体の標高(高度)差が手伝い、
積乱雲が発生しやすくなります。
又、夏の強い日差しで、
水蒸気を含んだ上昇気流が発生し、
積雲-->雄大積雲-->積乱雲と発達し、
雷を発生させます。
天気予報で寒気の進入を告げているときは勿論、
朝から快晴で、日差しの強い夏山には注意が必要です。
雷雲の動きは驚くほど早く、
私も遠くに聞こえていた雷鳴が、
次の瞬間真上で炸裂した経験があります。
雷は逃げ場がありません。
ある避雷事故の死亡者の登山靴は、
ソックスにあったわずかな水分が、
一瞬に蒸発し水蒸気爆発を起こして破裂していたそうです。
そのような悲劇を避けるには、
天気予報などの事前の状況判断により、
事前に回避するしかありません。
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