猿板

遊山黒子衆SARUの記録

店長の独り言「雷について」

kurokoshusaru2006-08-20

季節の変わり目で、

特に春から夏、夏から秋の間は、

日本の上空の空気が入れ替わる時期です。

大陸の高気圧が持つ寒気と、

太平洋高気圧が持つ暖かく湿った空気の境に前線が発生し、

雷雲(積乱雲)が発生しやすくなります。


特に山は地面自体の標高(高度)差が手伝い、

積乱雲が発生しやすくなります。

又、夏の強い日差しで、

水蒸気を含んだ上昇気流が発生し、

積雲-->雄大積雲-->積乱雲と発達し、

雷を発生させます。

天気予報で寒気の進入を告げているときは勿論、

朝から快晴で、日差しの強い夏山には注意が必要です。

雷雲の動きは驚くほど早く、

私も遠くに聞こえていた雷鳴が、

次の瞬間真上で炸裂した経験があります。


雷は逃げ場がありません。

ある避雷事故の死亡者の登山靴は、

ソックスにあったわずかな水分が、

一瞬に蒸発し水蒸気爆発を起こして破裂していたそうです。

そのような悲劇を避けるには、

天気予報などの事前の状況判断により、

事前に回避するしかありません。



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