猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山歩き 普賢さま

普賢堂

 奥物部の自然を知って、
取り憑かれたように通い始めた頃、
帰りに寄らせてもらっていた
笹温泉のご主人から、
普賢さまのお祭りに誘っていただいたのが、
始まりでした。
それから10年くらい経つでしょうか・・・。

 提灯の明かりだけを頼りに
普賢堂に降りていくと、
カセットから流れる賑やかな音楽と共に、
賑やかな笑い声が聞こえてきました。
明かりのもとへ、ご挨拶に伺うと、
「よう来てくれたねぇ」「一年ぶりやね」
「お腹すいちゅうろう」「早う上がって食べて」
と、みなさん声をかけてくださいます。

 座敷には山の幸をふんだんに使った母の味が
所狭しと並んでいます。
破竹のお寿司、混ぜご飯、たくあん、ぜんまいetc・・。
 そうめんには、初めていただく「シオデ」という山菜が
はいっていました。
サルトリイバラに似たツルだそうで、
アクも少なく、香りのいい山菜でした。

 さあ、お腹いっぱいいただいたら、
輪の中に飛び込んで踊りましょう!
何故、こんなに楽しいのか、自分でもよくわかりません。
自然と顔がほころんできます(笑)
同じ曲がエンドレスで流れてきても、
けんじさん達とナイナイ、ベンジャ、河童はまだまだ元気です。

 午前2時を過ぎたころ踊りは終わり、
お堂で一夜の宿をお借りし、
目覚めた朝は昨夜よりも雨脚が強くなっていました。

表で和尚様が「お経を読みますよ〜!」
と呼んで頂き、私達も共に座らせていただきました。

奥物部の山深く、
心の中まで温かくなるおもてなしを受け、
感謝の気持ちでいっぱいの
tochikoな山歩きでした。

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