猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山歩き 合鴨になること

行くわよ!

 この週末の実家の水田は、
ちょうど草取りの時期を迎えていました。
四万川は合鴨農法の水田を多く見られるようになり、
辺りからはピーピーと、可愛らしい鳴き声が聞こえています。
合鴨は虫や草を食べてくれるだけではなく、
足で田をかき回し、水草が生えにくくなり、
糞は、次の年の肥料になるそうです。

 そんな働き者の鴨は、実家にはいません・・・。
両親曰く「合鴨を飼うと、その世話が大変。」
なるほど周りにネットを張ったり、
小屋を作ったり、
ノスリなど天敵に襲われないように
ピアノ線を張ったりしなければならず、
高齢者には大変な作業です。
 しかも餌は、水田の昆虫や草だけでは賄えず、
餌を与える必要があるそうです。

 まあとにかく、のんびり涼しい風に当たった後は、
両親ご自慢の(なかなかいい稲に育ちゆうとご満悦)
水田に出陣です。
 本日挑む水田の面積は、およそ一反(100㎡)
見るところ、あまり草は生えていません。
   助かった!
どうやら除草の必要は無いようですが、
作業は「草取り」から「稲掻き」に変わったようです。
   え”ーっ!
 稲株の回りの土をかき混ぜることで、
溜まったガスを抜き、酸素を取り入れ、
株を丈夫にすることにより、
おいしい米が出来るとのこと。
(もちろん、草も生えにくくなりますが)

 しかし、屈んだ姿勢で延々進むのは、
思っていたよりもきつい作業で、
半分も終わらないうちから、
泣きが入りそうになりました。
 しかし母は慣れた手つきで、
しかも鼻歌まじりに
ぐんぐんと進んで行きます。

 ここで負けては帰省した意味がありません。
気まぐれな鴨に負けないように、
株の列を外さないように注意しながら、
おいしいお米ができますようにと
頑張る柔なtochikoでありました。
(まだ筋肉痛です)ハハ・・。

◆ 追 伸 ◆
 猿板40,000カウントキリ番の方に、
 母から猿板の読者の方へ、
 自慢の味噌を、少しですがプレゼントいたします。
 大豆と米麹だけの味噌ですが、
 故郷の味を味わっていただけたらと思います。



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