今回遊山するメジャーな四国カルストには、
マイナーな「とっておきの森」ケヤキ平があります。
まず四国カルストとは、
高知県の北西部檮原町・津野町と、
愛媛県の県境にあり、
標高1,485メートルの天狗森を最高峰に、
東の天狗高原から西の大野ヶ原まで、
東西25キロにわたって広がる、
日本三大カルストの一つで、四万十川源流でもある高原です。
北には石鎚連峰、南には太平洋を一望できる展望と、
笹原に白い石灰石群が続く景色が広がり、
その昔は、野焼きによる茅(かや)や山菜採取から、
現在の酪農やスキー場・国民宿舎の観光開発など、
地元の人たちの生活に、昔から深く関わってきた山域ですが、
今回紹介するケヤキ平は、そんな人の手から免れた、
原生的な自然をとどめたとっておきの森です。
今回のメンバーは、
私、tochikoと女子大生コンビマドカ、アスナの4人。
土曜日高知8時発、
国道56号、須崎市を経て国道197号へ。
津野町(旧東津野村)高野から大規模林道のドライブで約2時間半。
天狗高原から四国カルストを縦貫する林道を走り、
カルスト高原のほぼ中央部姫鶴平の北斜面にある、
ケヤキ平登山口に到着ましたが・・・。
この日は前線が南下し、晴れるという天気予報で、
四国カルストまで上がったのですが、
予報はあくまで平地のものでした。
濃いガスのなか、小雨交じりの強風が吹き、
ケヤキ平登山口に着いたときには、
横殴りの雨になっていました。
これはとても遊山どころではありません。
実は今回、下山の後にtochikoの実家である、
檮原町四万川(しまがわ)に一泊する予定だったので、
遊山は明日リベンジすることとし、
先に四万川に向かうことにしました。