高知市の中心を流れる鏡川沿いのセンダン(栴檀)がいつの間にか満開になり、
強く、濃厚な甘い香りを漂わせています。
いつもなら緑の葉の中に、
無数の小さな花をつける頃になると、
初夏の装いなのですが、今年は雨続きで肌寒い日が続いていますね。
この木は、秋になると無数の丸い実をつけます。
(これが千の団子のようだからセンダン)
と何かで読んだ事があり、妙に納得してしまいました。
さて花といえば、今週の遊山も沢山の花を見せてくれました。
仲間と、「これ、なんて花でしょうね」
なんて話しながら歩くのも楽しく、まさに遊山です。
尾根沿いには、三つ葉ツツジが、
開花を待っていました。
その中に、沢山咲いていた小瓔珞(コヨウラク)ツツジ
花冠は直径5mmほどしかない小さな花です。
ウスノキ
これも小さく目立たない花ですが、秋に赤く熟す液果は
酸味があり食べられます・・・が、かな〜り酸っぱいです(苦笑)
シャクナゲ
これは今さら説明の必要がないでしょう(笑)
花たちを前に思わず、
「人間もこうありたいね」「それはなかなか無理やねぇ」なんて(爆笑)
十数年前は南北斜面は一面黄緑色でした。
近年カラマツの本数自体は減ってきているように思われますが、
雨のしずくを受けた若葉は、天候回復の太陽の日差しを受け、
柔らかく光っています。
落葉する針葉樹のゆえか、芽吹きや紅葉がことのほか美しく、
多くの詩歌にも登場しています。
そして初めて出会った花は、銅山峰ヒュッテ脇の谷に咲いていた
シコクカッコソウ
秋岡さんや公文さんの案内でちょっと寄り道してみると
沢山の花をつけていました。
今回も花あり歴史あり宴ありのとても楽しい遊山でした。