猿板

遊山黒子衆SARUの記録

河童の猿なGW ナスビとエンドウとカタクリと 前編

kurokoshusaru2006-05-09

 後日ブログの原稿を書いていると、
突然和宏さんが訪ねてきて、
今週の写真は、これにしようなどと、
作戦会議が始まっています。
これも、遊山の後の楽しみですよね。
5月5日 晴れ
 さあ今日は本業の山歩きです(笑)
今年のGWの最後は、和宏さん達と
愛媛県新居浜市別子山のなすび平(なすび屋敷)に、
カタクリを見に行ってきました。

 この一風変わった名前の由来は、
その昔高知県本川村愛媛県別子山村の境の峠一ノ谷越えを行き来する、
中持衆の宿屋なすび屋敷があったところで、
吹雪の夜に山女がなすびを売りに来たという妖怪譚から来ています。
 その昔人間が関わった山中に群生するカタクリは、
全国的にも名が知られ、開花時期には沢山の愛好家が訪れます。
さあ、我々も可憐な花に会いに行きましょう!

 高知から高速を走り、新居浜インターをおり、
観光施設マイントピア別子を通り過ぎ、
大永山トンネルを抜けるとすぐ右手にある、
住友フォレスターハウス上部の林道口が
なすび平への登山口になります。

 お天気に恵まれ、日当たりの良い新緑の林道を一時間ほど歩くと、
林道は終点になり、そこから森歩きとなります。
植林と自然林が混成し、
ツツジや足下の花たちが目を楽しませ、
何本か横断する沢の水も美味しく、
気持ちの良い森歩きが楽しめます。

 そんな森を一時間ほど進むと、
お目当ての、なすび平に到着します。
ここは山中にある不思議なナロ(平坦地)で、
かつての宿屋などがあったであろう石積みが、
自然に帰っていく風景はとても神秘的に感じました。

 カタクリの群生地は沢を挟んで目の前なんですが、
この日も訪れる方が多く、ちょうどお昼になっていたので、
賑わいを避け、先に宿屋跡で昼食にする事にしました。
花より団子ですから(笑)

 今日もザックらか出るは、出るは、
ご馳走の数々、さすが和宏さん&秋岡さんの最強コンビです。
いっただきま〜す。
おっと、今日は春らしいエンドウご飯ですか!