猿板

遊山黒子衆SARUの記録

河童の猿なGW 農業の休日の巻

kurokoshusaru2006-05-08

5月4日 晴れ
 2ヶ月間中国を一緒に旅した、
野垂れ事、写真家kenzo氏と休日を過ごしました。
 今日のテーマは日本の正しい農業風景です。
さあ最初に向かった農業は、
日本一の大杉で有名な、高知県大豊町穴内の棚田で、
田植え時に行われている、
伝統的な農業風景 オサバイ様です。
 ここは高知県では有名な棚田の一つで、
写真愛好家では、全国区になりつつあるポイントでもあります。

田の畦に神様をお祭りし、
集落の方が総出で田植えを始めます。
日本の正しい風景を、
パパラッチのように撮りまくるkenzo氏・・。
ここで、プロの撮影風景をパパラッチ(笑)

春と言えば、ゼンマイでしょう(?)
畦にあるゼンマイを這い蹲って
捉えるkenzo氏は正に名前の如く、
野垂れ(行き倒れ)としか見えません(笑)

「落ちそうながよ」
持ってますがな、先生(苦笑)
  ちなみにこの日のkenzo氏のブログを
  http://blogs.yahoo.co.jp/japan_kenzo/archive/2006/5/5

 日本の正しい田園風景に一応満足し、
次なる農業へGO!
一路旧窪川四万十町に、
行楽ラッシュにイラレながら車を走らせました。
 次なる目的の窪川で無農薬農業に取り組む島岡幹夫さん(同町町議)は、
かつて窪川原発反対運動の中心的役割を果たしたことでも有名で、
ここでは書ききれないような、
経歴とご苦労の持ち主で、
そんなゴッツイ(?)オンチャンが、
初孫の出産を祝うために、
鯉のぼりと登りを60本立てたという情報を入手。
(さすが、オダチもの)
これは見に行かねばね(笑)
 しかし田んぼで作業中の島岡さんの話を聞くに、
「去年は確かに近所が競い合って、いっぱい立てたが、
今年はダレて(疲れて)、みんな止めようとなってのう」
3本しか立ってません・・・。

どうも去年の情報が今年になって入ったらしい・・(苦笑)
 でも島岡さんの海外への農業技術の応援などいつもの豪快なお話や、
奥さんらが地元で作る気合いの入った納豆など、
沢山のお土産に頂戴し、
帰宅する2人でありました。
島岡さんありがとうございました。

 私達が今回お邪魔した二つの農業で共通すると感じたものは、
長老(失礼)が、自らの経験で、
まつりごとを仕切り、正しい方向に導いている。
これが本来の農業、いや日本のあり方ではないかと私は思いました。
さて、永田町はいかがなものでしょうか?(苦笑)