猿板

遊山黒子衆SARUの記録

桜咲く中津明神山 結

kurokoshusaru2006-04-13

 まあ、頂上が見えたんで、
そう先を急ぐこともありません。
ラストアタック前に、笹原で大の字になってみましょう。
風が強いときでも、
笹の中は風が和らぎ、
笹のクッションも柔らかで、
気持ちの良い休憩が出来ますよ。
 この稜線にある見事なブナ林にも感動です。
もうすぐ冬眠から覚めるようで、
こころなしか越冬芽が赤く膨らんでいるように見えました。
ここは独立峰で風当たりも強いため、
このブナがまとう冬場の樹氷は、
とても綺麗だと和宏さんに教えてもらいました。

 また、この日は春霞で見えなかったのですが、
石鎚山はちょうど真北に当たり、
カメラを据えて星を回すと、
北極星が霊峰の真上に来るそうです。
 いよいよ頂上に到着です。
中津渓谷からの舗装道に出て、
山頂の祠より、気象ドームが威張っているのは、
少々シラケますが、
やはり達成感には変わりありません。

 みんなお疲れ様でバンザーイ!
でもこの日は風が強く、
お待ちかねの昼食場所選びに苦労しました。
頂上付近は風が巻くため、
どこも同じようなものでした(苦笑)
 頂上直下のかろうじて風の弱いところを陣取り、
さあお楽しみの昼食タイムです。
私がご飯を炊く準備を進める中、
この日も和宏さん達のザックから、
出るわ出るわご馳走の数々・・・。

何とこの日のメインは、
きっちり、氷で冷やしてきた
鰹の刺身にたたき!
山上で刺身なんて・・・贅沢の極みです。
こんな変なパーティ他にいませんよねぇ〜(苦笑)
 そんなわけで、我々黒子でありながら、
今回も和宏さん達に、すっかり世話になりました。
「次はあそこに行こうか?」
えっ、ありがとうございます。m(__)m