猿板

遊山黒子衆SARUの記録

鷲尾山物見遊山の巻 前編

kurokoshusaru2006-02-20

 今週末はいつもお世話になっている、
「山下農園」で働く3人の若者と、
(写真のよっちゃん・いくちゃん・りょうちゃん)
週末を過ごしました。
 まず手始めは金曜日の自宅宴会。
SARUメンバーの女子大生「MADOKA」が台所応援に駆けつけ、
手料理で三銃士を迎え撃ち、締めの「カラオケボックス」まで、
滞りなく進行したしたと思います。
(実はあまり記憶がない(笑)
 さて翌土曜日は、私のとっておき山
「鷲尾山」に登山(物見遊山)に行きました。
ここ鷲尾山は、高知市街の南に位置し、
県庁からも車で10分ぐらいの所にある、
標高約300mの烏帽子山を中心とした丘陵地で、
ハイキングコースの多い南嶺としても親しまれている自然公園です。
 また、山内家や長曽我部家にまつわる史跡も多数あり、
郷土史の観点からも面白いところです。
 いくつか登山コースがある鷲尾山なんですが、
この日は最短の鷲尾山トンネルの南入口脇にある、
登山口から頂上を目指しました。

 この山域は、江戸時代までは、
土佐藩の薪を供給していた雑木(広葉樹林)の山で、
一般には、木を切ることを禁じていた「お留山」でしたが、
現在は、このコースのある南側は杉檜の植林で鬱そうとしています。
でも、所々見られる、サクラの立ち枯れなどに、
雑木だった頃の名残が感じられます。
 今日は残念ながら、よっちゃんは用事で抜けましたが、
元気な若者二人と共に、登り始めました。

 最初から急登で始まる、ヒンヤリ薄暗い林で、
高知市の中心部にあるのが嘘のように静かで、
空気も澄み、この日は木漏れ日も美しくかったです。
 又植林の中にも、竹が生えていたり、
シダやアオキなど、日陰を好む植物が目を楽しませてくれて、
暖かくなるとムサシアブミなどの面白い植物も観られますよ。
おっと、アオキが新芽をふいて春の訪れを告げています。