猿板

遊山黒子衆SARUの記録

店長から防寒対策について

kurokoshusaru2006-02-12

店長です!
まだまだ寒い日が続いていますが、皆さんお元気でしょうか?
 今日河童さんは、山に行っていますが、
ここ南国高知も、街から見て山の方に雪雲が沢山ありますが、大丈夫かな?
まあ、河童さんなら大丈夫でしょう!

 さて、nakajiさんからのリクエストに、
私アウトドアウエアショップ店長として、少しアドバイスを。
 まず、防寒対策の基本は、肌着にあると思います。
行動を伴う場合は、発汗による濡れで冷えることがあり、
植物繊維の綿や麻は濡れると保温力が無くなるため向きません。
そこで、対応できる素材が、ウールやシルクなどの動物性繊維と化繊素材です。
 汗対策は、保温力の他に、速乾性で対応する方法があり、
昨今色んなメーカーから出ている化繊の肌着がそれに当たります。
 又最近はウール素材の肌着が注目されています。
ウールは、速乾性こそ化繊に劣るものの、
濡れても保温力が低下しない特徴を持ち、
又繊維自体が水分を吸収し、体温により徐々に乾かしていくため、
化繊素材より蒸れを感じることが少なく、着ていて快適です。
でもウールは「チクチクするのでは」と仰るお客様も多いのですが、
現在各メーカーが対応し、全く感じないものが多く出てきています。
ただ、値段が化繊の倍ぐらいしますので、お財布と相談となります。
 あと一点。
よく街でアウターにフリースを着て震えている方を見かけますが、
フリースは編み込んだセーターと違い、
一部のアイテムを除いて、基本的に防風性がありません。
保温着は、デットエアー(動かない空気)によって保温しますので、
風が抜ければ当然寒くなります。
室内で着るのは良いのですが、表に出る際は風を通さない上着が必要となります。
 又おりをみて、色々情報をお伝えしたいと思いますので、今日はこの辺で!