猿板

遊山黒子衆SARUの記録

して「黒子」(くろこ)とは何ぞや

kurokoshusaru2006-01-04

「岩波国語辞典」では
くろご『黒衣・黒子』
歌舞伎(かぶき)で、役者の後見役。また、後見役が着る黒い装束。
「くろこ」とも言う。
広辞苑」では「くろこ」という項目はなく、
1.くろご「黒衣」 歌舞伎の舞台で後見の着用する黒い衣服。
また、その後見人
2.ほくろ「黒子」 皮膚に点在する黒色または暗褐色の小斑
とありますが、ホクロが小道具抱えて舞台に出てくるわけはないので2は違う。
 歌舞伎ファンの方なら、「黒」は「無」を意味し、
見えていても見えない約束になっているということは良くご存知だと思いますが、
歌舞伎を初めて見る人や外国人など「あの人物は何だろう?」と、
舞台を眺めながら結構悩むようです。
 我々の目指すところの「黒子」は、1の主役を引き立てる裏方。
HPや猿板で、自分たちが登頂した記念写真など、
決して自分たちの顔を載せないのは、
この「無」に拘りたい想いです。
 たとえば「登山」に係ることを行えば、
ゲストやメンバーを安全に導くために経験と技術を駆使するのは勿論ですが、
山に泊まる事によって、日帰りなどでは見えない風景(自然)を記録出来る。
それは山に泊まれる技術(経験)と道具を持っているからなし得る。
 今後もその遊山の心、猿(自然)の目でみた
風景や想いを伝えればと考えています。
まだまだ未熟な黒子ですが、
そんな想いや情熱は忘れてはいけないと思っています。