猿板

遊山黒子衆SARUの記録

ヌル谷一泊山行記

其の3「夜の楽しみ」

焚き火宴会もさることながら、この季節ならではの風景を観るために、
ヘットライトを点けて、「月夜茸」が群生する立ち枯れたブナの木を見に行きま
した。
この「月夜茸」は食べると死亡例がある有名な毒キノコなのですが、
日が暮れると青白く発光するのです。(だから「月夜茸」)
最初夜の山を登っていて闇夜に妖しく光る木を見つけたときは、
「遂に出た!!」と同行していた野垂れ氏と震えながら抱き合ってしまいました

 ちなみに写真は、去年野垂れ氏が捉えた同じ木の発光風景です。
どう私美しい・・?

 そんな夜も更け、寒さと睡魔に寄り切られテントに潜り込む我がパーティ。
テントの中は暖かく快適そのもの!
この日はテントに当たるアラレの音も心地よく、
我々が「猫バス」と呼ぶ、山に吹き上げてくる風の固まりの演奏も加わり、
寝袋の暖かさに包まれた我々は、
いつの間にか、森の不思議な深い眠りに落ちていくのでありました。
やっとお日様が顔を出してくれた朝までグッスリと・・。