猿板

遊山黒子衆SARUの記録

立秋の剣山遊山 結

12℃

 16時の気温は12℃
大陸の空気が流れこみ
防寒具を持たない人は
相当寒い様子だった。


◆寛ぐとき
 tochikoは友人の写真集を
私はEnyaさんを肴に
チビチビお酒を飲んで
静かな時を過ごした。



 これも贅沢な時間だと思う。


                  
◆夕餐のとき
 「今回は晩酌遊山やね」
剣山頂上ヒュッテの夕食は
コンニャクなども全てが手作り。



 tochikoはスダチ冷酒が気に入った様子。
私はこの蕎麦の出汁がお気に入りだ。
 「アメゴ揚がりました」


             
◆黄昏のとき
 陽が傾き雲が切れ始め
静かな変化の時がはじまる。



 日没と共に暗くなる
「たそがれ」がない他国と比べ
湿気が多い日本には夕暮れがある。


                


「色彩」より「色合い」
日本の風景は色合いの変化があり
「移ろいの美」が日本文化の原点だろう。


                    
そして蛙や岩や月も美の対象で
それらは自然で健全な感覚だと思う。



◆夜が来る
 陽が沈み
月光下る夜が来る。



             
 今年始めて見る天の川
なんて美しい風景なんだろう。



                    今日ありて銀河をくぐりわかれけり  秋元不死男