猿板

遊山黒子衆SARUの記録

嵐のあとの西熊の森 長笹谷

夏の雲

 木漏れ日の先にある
雲の流れが早くなってきた。
日の出と共に大地の気温が上がり
上昇気流が発生し雲を山に持ち上げる。


◆林道の終わり
 午後はにわか雨が来そうだね。
林道はヌル谷への分岐に至り
長笹谷に下る山道に分け入った。



                  
◆長笹谷へ下る
 かつで土石流に呑み込まれた
長笹谷も今回増水したようだが
かえってかつての土砂を流し
元の姿に帰っている様に感じた。



何度も流された橋も
無事で何よりた。
                    

◆ヌル谷へ上がる
 山道は谷から登り返し
またじわじわ汗が噴き出すが
吹き上がる風が心地よく感じる。
                    


30年四国山地を歩いた
私たちにとっての「まほろば」
ヌル谷のナロに辿り着く。

                


  磐岩に水の腹這ふ夏日かな  不破博