山頂の鳥居をくぐる。
標高1900mを超える剣山は
街と比べ約10度気温が低い。
◆登山日和
「下は暑いでしょう」
久しぶりにお会いした
神官さんが山頂の気温は
25度だと教えてくれた。
四国山地は夏の縦走にはちと暑いが
じっとしていれば涼を得ることが出来る。
この日穏やかに晴れた広い山頂では
多くの登山者がお弁当を広げていた。
◆山小屋に座る
私たちは和宏さんに甘えて
山小屋の隅っこで何はともあれ乾杯!
穏やかな日は山小屋は静かだが
宿泊はほぼ満杯の様で何よりだ。
繁殖期前の捕食に
赤蜻蛉も山に上がっていた。
◆置き土産
いつも和宏さんの目的は
山小屋のスタッフへの置き土産。
日本の文化は「個」より「群」
それはどの生き物にも見られる
最も大切な事のように思い始めた。
◆「個」と「群」
地球に個だけ大切に
生きている種はなく
群を長らえる命を繋ぐため
個が犠牲になっている。
「個人の権利」「個人主義」ではなく
大切な順番は「群」「子供」そして「個」
それが自然の摂理の様に思い始めた。
「河童ちゃん帰りは
リフトで降りようや」
もちろんですよ。
地域貢献しないとね。
取りつきて消ゆる雲あり雲の峰 千代女