「これはキンロバイ」
バラ科の落葉中低木。
黄色い花が梅の花のようで
あることから名付けられた。
◆迎えてくれること
深田百名山に選ばれた
剣山の登山口となる剱神社。
その参道である石の階段には
様々な植物が植えられている。
「こっちはギンロバイ
誰かが植えたがやろうね」
◆分け入る
雲は高く動きはない。
まだ前線は上がってこない様子。
これで午前中は保証された。
お土産を沢山詰め込んだ和宏さん
ゆっくり上がっても大丈夫ですよ。
「今日は結構重いきね」
◆変化の時へ
山神様は梅雨の頃の
森が好きだと言われた。
私も同じことを感じている。
花や紅葉の時期は短いが
若葉はゆっくり楽しむことが出来る。
山を長く歩くとはその様なものかも知れない。
六月や身をつつみたる草木染 大石香代子