「おっきいねぇ!」
カタツムリも
冬眠から目覚めたようだ。
◆鞍部に下る
皿ヶ峰から鞍部に下り
鷲尾山へ最後の登りに入る。
「よし 一本しよう」
「これ何?」
これは日陰が好きな花。
◆最後の登り
遊びながらでも
歩きはじめて2時間が過ぎ
そろそろ疲れが出てきた弟。
「さあ最後の登りでぇ」
兄は弟を導くように
先頭に立ち登る。
薄暗い植林に
陽が差しはじめる。
「レオ もうすぐやきね」
◆稜線に上がる
道は鷲尾山の肩
南嶺主稜線に上がり
再び照葉樹の森に入る。
兄への負けん気にしても
「ルイ レオ
よく頑張ったね」
立派だよ君たちは (^_^)
親と見え子と見ゆるありかたつぶり 太祇