猿板

遊山黒子衆SARUの記録

noronoyamaさんの梼原 寄せるこころ

梅の実

 楽しみにしていた週末
 のろやまさんに母を紹介したくて
ずっと温めてきた想いが
現実になる日が来ました。

里山 
 河童が所要のため、後で合流することになったこの日は
和弘さんと四国カルストを経由して故郷に向かいました。

 和宏さんが前夜から仕込んだ具入りそうめんは
カルスト高原の涼しい風と草の匂いと一緒になって
ここしか味わえないごちそうです。

             


☆光舞う闇へ
 庭で夕食を楽しみながら
ゆっくりとそして静かに暮れゆく里の夜

 眠る夜の楽しみは蛍でした。
この日は月が明るかったからでしょうか
いつもはもっと高く飛ぶ蛍も
川に架かる木々の枝に隠れるように小さく舞っていました。

 カジカガエルの合唱をBGMに
小さな命の大仕事をずっとずっと見ていたかった・・。

 
☆もうひとつの生きるかたち
 納屋の外に日本蜜蜂が巣を構えていました。
気難しいと言われる蜜蜂がやっと戻ってきました。

 巣別れの時、おんちゃんに掃除をしてもらったおかげ。

 足に花粉の玉を付けて帰ってくる蜂
花のもとへ飛び立つ蜂
 迷いのない小さな命の姿がありました。

 人の暮らしの中に沢山の命がある。
「友達が来ちゅうろう」と猪汁や鹿肉を差し入れてくれたおんちゃん

自然と積極的に関わる里の暮らし。


 里の空気に包まれているときふっと考える
「自然保護」ってなんだろうって。
守られているのは人間なのにね。

 のろやまさん
母も私達もまたのお帰りを待っていますからねー。
 

                        霧ふいて数の増えたる蛍かな  阿部みどり女