土佐と伊予の境にある「四国カルスト」は
日本三大カルストの一つに数えられ
tochikoの里檮原町の屋根でもあります。
◆四国カルスト
カルストとは石灰岩台地が
二酸化炭素を含んだ雨水や地下水によって
溶かされて出来た地形で
ユーゴスラビアのカスルト地方の
地形から名付けられたものです。
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標高約1,400m、東西約25kmのカルスト台地は
その昔は野焼きによる茅や山菜採取から
現在の酪農やスキー場観光開発など
地元の生活に深く関わってきた山域です。
◆雲の上の園
２億年前の海底がこの高さまで隆起し
谷が浸食され一部が残った広大な平原は
草地、林業利用の２車線の牧道が貫き
優れた景観や涼を求めた行楽客も沢山訪れます。
お盆休みに賑わうカルスト台地には
のびのびと草を食べる牛達は
夏の空の下で気持ちよさそうに見えました。
◆水が造るもの
石灰層と言えば鍾乳洞や奇岩など
水が造るのは地形風景だけでなく
水はけや水質の違いが植生を選び
希少植物を含む植物の宝庫になっています。
◆雲の上の花を求めて
今回我々が目指す花は
草原と対照的な緑の森に覆われた
四国カルスト主峰「天狗ノ森（1,484.9m）」の
ブナを中心とする深い森の中にあります。
今期最後の“和宏花巡礼”は
天候に恵まれお盆休みで賑わう
国民宿舎「天狗荘」の駐車場から始まります。
