霧は雨に変わりました。
期待していた霊峰は雲の中にあり
森も濃い霧に包まれています。
ウエアーのせいもありますが、
気温も高く風も弱いため
雨具を羽織るほどではないようです。
たまには雨に打たれるのもいいかもしれませんね。
霊峰への道は面河山を巻き進みます。
標高1,700m位の森は紅葉と霧に覆われ
踊る幹に絡む赤と黄色は錦絵のようです。
そんなしっとりした霧の森はいいものです。
白いベールに浮かび上がる紅葉は幻想的でした。
今回は石鎚南先鋒を目的に訪れましたが
この濃い霧ではどうしようもありません。
避難小屋である愛大小屋に着き
ここで昼食を取りながら
しばらく様子をうかがうことにしました。
人気がある紅葉時期です。
今日は何組か登山者も訪れ
普段よりにぎやかな小屋でした。
眠りに誘われながら・・・。
しばらく待ってみましたが
すぐには回復の見込みはないようです。
この風景が今日の一期一会なのでしょう。
遊山の極意「思い残すより思い切る」
今回は霧の風景をゆっくり楽しみながら
下山することにしました。
でも「これ」があるから「次」があるんですよね。
また来ます。