猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2023-01-01から1年間の記事一覧

立冬の三辻山遊山 初雪

「本降りになったね」 今日も静かな登り口の気温1度は12月の気温だろう。 カメラ出しづらいなぁ。。。 ◆分け入ること 「ぼた雪やね」 南国の冬はゆっくり結晶したこの大粒の湿雪から始まる。 これも一期一会だろう。 ◆林道のこと 三辻山への山道は昭和の頃廃坑…

tochikoな山歩き にわか雪

高知市の北山に雲底の黒い雪雲が掛かっていた朝 北山越えを過ぎ土佐山に入った頃雨が霙に変わり 山道にこぼれるように雪が降りていました。 今日の雪はにわか雪降ったりやんだり 湿り気の多い雪は降りた木々の葉につながって全てを白色に染めて行きます。 い…

立冬の三辻山遊山 雪雲

日本を二つ玉低気圧と前線が通過し寒冷前線の通過時は荒れた天候になる。また前線の通過後は大陸にある高気圧と日本付近の低気圧の間で強い冬型になる。 ◆空を見る 二つ玉低気圧が抜けたあと今回は西から寒気が流れ込むため西日本中心の冬型の気圧配置になり…

冬に入る加持ヶ峰遊山 冬木立

修験場であった事を伝える鎖場に架けられた階段を登り真名井の滝頭に上がった。 ◆修験場のこと 「また雪が降るね」 滝頭の二段の滝が見せる四季の風景も楽しみにしている。 どんな風景に出会えるだろう。 ◆滝頭のこと いつも休憩する真名井の大岩の岩頭の東…

冬に入る加持ヶ峰遊山 冬初め

梶ヶ森を望む山麓にある歴史を1300年溯る定福寺。その奥ノ院の宿坊 遍照院でいつも腰を下ろし休憩する。 ◆深山のお寺 標高約1200mの遍照院の気温は7℃と初冬らしくなった。 汗もあまり掻かなくなったな。 「視界が開けたね」 深山の寺の樹々が葉を落とし南の…

冬に入る加持ヶ峰遊山 枯れ葉

落差20mの滝を成す大岩右岸の岩盤を登り山道は龍王の滝頭に上がる。 ◆滝頭のこと 深山の滝の頭には上部二段の滝が流れ込む大きな釜があり四季折々自然風景を見せてくれる。 「落ち葉ないね」 先に降った雨で流されてしまったな。 これも今日の一期一会だ。 ◆…

冬に入る加持ヶ峰遊山 黒文字

「冬の雲やね」 登り口から観る山頂部は足早に流れる雲の中にあった。 やっぱり回復だろうな。 ◆登り口のこと 「雨上がりやろうか?」 湿って静かな登り口。気温10℃は例年並みだろう。 夜中に降ったかな。 「瑞々しくていいかもね」 晩秋の一期一会に期待だ…

tochikoな山歩き 立冬

立冬 暦の上では、冬の始まりの日日脚が短く、朝夕の気温は低くなる この頃木枯らし1号や、山の初冠雪が報じられることも多い あちらこちらで初雪のニュースが届いてきました。 私達はこの日暖かな陽射しと共に飛んできた 野鳥の囀りに囲まれました。 昆虫を…

冬に入る加持ヶ峰遊山 冬の雲

前線は東海上に離れ大陸からは高気圧が接近。日本の周辺は西高東低冬型の気圧配置になる。 ◆空を見る翌日も冬型気圧配置が続く。北日本日本海側では雪や雨が東と西日本日本海側では雨が降りやすくなる。 偏西風の蛇行による寒暖差は立冬に入り次第に南に降り…

秋終わる奥物部の森 秋大樹

「今日は よぉ鳴くね」 姿の見えない鳥たちの囀りが近づいたように感じる。 そんなに秋晴が気持ちいいか。 ◆腰を下ろす 「ここは落ち着くね」 僕らは森の深い眠りを今まで何度も体験してきた。 鳥らもそうなんだろう。 ◆渓を登る 「今日も沢登るろう?」 山…

秋終わる奥物部の森 照紅葉

山道は長笹谷の渓辺に降りる。渓は渇水で水量は減っていたが静かになった水面に紅葉を映し海に向かい流れ下っていた。 ◆長笹谷 「渓の風が 気持ちえいね」 日陰は少し寒い空気が冬の訪れを感じさせた。 ◆渓を渡る 渓辺で一休みの後橋を渡りカヤハゲに入る。 …

秋終わる奥物部の森 落ち葉

林道を深く分け入り昇った陽が谷間に射しはじめ樹々の紅葉が輝きはじめる。 ◆落ち葉のこと 「カサカサと 気持ちがえい」 林道に敷かれた紅葉筵のなんて気持ちがいい音だろう。 陽射しを染まった葉が透かし林道の空気まで紅葉しているようだ。 「落葉道になっ…

秋終わる奥物部の森 残る花

「河童予想大当たり」 三つのかよう森の標高や地形などを過去の記憶と照らし合わせ順番を決めた。 ◆静かなこと 「下はまあまあでも ここはいつも静かやね」 登り口の気温14℃は例年よりやや高めだろう。 「昔この時期は 林道も渋滞やったにね」 茶屋に行列が…

tochikoな山歩き 山粧ふ

山粧 よそおう もみじや蔦の葉が色づき野山が美しい錦に染まるころ 奥物部は正にそのような時を迎えていました。 頭上から野鳥の声がして見上げたキビタキは何処に居るのかわからないほど 同じ色合いでした。 カサカサと音をたてて風に舞う落ち葉を踏みなが…

秋終わる奥物部の森 昼の月

日本海から前線が南下し北日本は接近に伴い雨の降る。西日本は広く高気圧に覆われて晴天となり昼間は気温が上がる。 ◆空を観る 連休中日以降の天気は下り坂。連休明けには低気圧が急発達し前線を伴って日本付近を通過する。 この季節変わりの激しい気象は大…

河童の日々遊山 共に暮らす

「是非この連休は 周年祭にお越し下さい」 山に行かなかった休日にtochikoと馴染みのお店を訪れた。 ◆人生の衣更え 「フットスツールは いかがでしたか?」 家内も気に入った様でありがとうございました。 第二の人生の家具は殆ど収まりこれからゆったり時間…

霜降の三辻山遊山 落ち葉

「明るくなったね」 三辻山の稜線に乗った山道は忘れられた昭和の園地に降りる。 紅葉はじまったな。 ◆山頂のこと 「頂上行く?」 深山の園地は山頂直下にある。 上から森を観ようや。 「えい風が吹くねぇ」 北から吹いてくる風は冬に向かう季節変わりを肌で…

霜降の三辻山遊山 冬の雲

まだ雲の流れは早いが切れ間が多くなってきた。 午前中は大丈夫だ。 ◆杖塚のこと 「陽が傾いてきたね」 自然休養林の公園施設でいつも空の様子を観ている。 冬の陽射しになったな。 ◆杣道のこと 杖塚で一休みした後に来た道を少し引き返して古の杣道に入り峠…

霜降の三辻山遊山 草の実

「山は違うね」 登り口から見る空には雲底暗い雲が足早に流れていた。 今日も午後は注意だな。 ◆登り口のこと 「今日も一番乗り」 標高約900mで気温13℃に季節変わりを感じることが出来た。 僕らが早いだけやろう。 「こんな実ながやね」 小さなさやまめを弾…

tochikoな山歩き 虫媒花

虫媒花主として昆虫を媒介して受粉を行う花のこと 群生しているハガクレツリフネやトサノミカエリソウは昆虫たちによって結実した姿に変わっていました。 花の時期はもうそろそろ終わりやね 花期の終わりの残花は懸命に昆虫を待っているような姿に見えました…

霜降の三辻山遊山 櫨紅葉

西日本は晴れるところが多いが強い寒気を伴った気圧の谷が接近し大気の状態が不安定になるため山間はにわか雨があるかもなぁ。 ◆空を見る 季節の変わり目は激しいもの。この前日も冬の寒気が日本に降りて四国太平洋側で雷雨と雹に見舞われた。 そんな極端な…

寒露に入る加持ヶ峰遊山 紅葉晴

修験場であった事を伝える鎖場に架けられた階段を登り真名井の滝の頭に上がった。 ◆修験場のこと 滝頭の二段の滝が見せる四季の風景も楽しみにしている。 渓の落葉は増えてきたが紅葉の盛りには早かったな。 ◆滝頭のこと いつも休憩する真名井の大岩の岩頭に…

寒露に入る加持ヶ峰遊山 渓紅葉

梶ヶ森を望む山麓にある歴史を1300年溯る定福寺。その奥ノ院の宿坊 遍照院でいつも腰を下ろし休憩する。 ◆深山のお寺 「静かでえぇですねぇ」 “ 世の中にまじらぬとには あらねどもひとり遊びぞ我は勝れり ” そんなことやろうかねぇ。 「森が透いてきた」 気…

寒露に入る加持ヶ峰遊山 繭の中

龍王の滝が流れ落ちる地形を成す大岩の右岸にある滝頭に上がる急な山道を登った。 ◆滝頭のこと 龍王の滝頭には上部二段の滝が流れ込む大きな釜があり四季折々の自然風景を見せてくれる。 「落葉が増えて来たね」 釜を囲む木々にも淡い秋が見え始めたな。 ◆山…

寒露に入る加持ヶ峰遊山 岩煙草

「染まってますね!」 ほんの二週間前青々としていた山頂部が秋に染まりはじめていた。 いっぺんに始めたな。 ◆登り口のこと 「今日も静かやね」 登り口の気温11℃は例年よりちょっと涼しい程度で寒気は一度収まるように感じる。 さて 入ってもうか。 「これ…

tochikoな山歩き 水鏡

佐賀山谷川の上流部水源地に近い紅葉谷に映る空 小さな沢の上を囲むように秋が訪れていました。 これから大岩を下る水は時に大きな滝になります。 小さな支流は水を集め川幅を広くしながら里に下る 水はただただ そのままに高いところから低いところに流れる…

寒露に入る加持ヶ峰遊山 秋の空

西高東低(冬型)気圧配置になる。北日本の上空には強い寒気が入り大気が不安定で雷やヒョウを伴い平地でも初雪の可能性がある。 ◆空を見る翌日は高気圧が張り出し西から冬型の気圧配置は緩む。太平洋側は晴れる処が多いが寒い北風と気温低下に注意だろう。 …

晩秋に入る三辻遊山 大樹

「シラキは早いね」 トウダイグサ科の落葉高木。材は白く、枝・葉柄に白乳を含む。種子の油を灯用・塗料・髪油とした。 ◆赤良木園地 森に還ろうとしている昭和の忘れられた園地に腰掛ける。 真っ赤とは言えないが真っ先に秋を告げるよな。 ◆調和の森 昭和の…

晩秋に入る三辻遊山 竜胆

飛行機の音と共にパラパラ雨粒が落ちてきた。これは排気と翼の渦で生まれた水滴が地上に落ちてくるもの。 ◆杖塚に上がる 「雨 止んでるね」 自然休養林の広場整備された杖塚でいつも空の様子を観ている。 早駆けしてよかったな。 「ムカゴ付いたで」 そろそ…

晩秋に入る三辻遊山 螇蚸

標高約900mの登り口の空には陰影ある雲が静かに北西方に流れ着いた時には小雨が舞っていた。 ◆登り口のこと 「降りはじめやね」 静かな登り口の気温は14℃。今日は暖湿流で湿度ある様だが汗掻いても寒気で気持ちいいかもな。 「ツリフネのお花畑」 牧野先生が…