猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

河童の日々遊山 ラクしてきれいに見える服

関あや乃 発行記念 春夏服の展示受注会 日常に寄り添う一着に 出会っていただけますように。 ◆季節に合う 楽しそうなDMに誘われて山に行かない休日にtochikoと友人が営むギャラリーを訪れた。 ◆生活に合う 忙しい日も、ゆっくりお休みの日も 背筋をスッとの…

それ行け!孫猿梼原遊山 春の雨

「鍵が壊れて部屋に入れません」 廊下でスマホの通訳文字を見せながらアメリカ人がお辞儀をしていた。 連絡しますから どうぞ どうぞ。 ◆袖すり合うも Justinさんは日本語が出来ずもちろん私達の英語は片言以下だが 「管理人来てくれる」(スマホ通話) 「あ…

それ行け!孫猿梼原遊山 春休み

「時を忘れて お過ごし下さい」 壊れた時計に張られた心。これがここの全てだと思う。 ◆預かりもの 古来我々の祖先至った考えは「子供は神から預かったもの」江戸末期から訪れた他国の人達もそれを証す記録を多く残している。 雪遊びは出来なかったけど時間…

それ行け!孫猿梼原遊山 沢庵漬

明治22年の町村制の施行により6区域を合併した西津野村が今の梼原町で歴史を1100年溯る土佐最深山郷の一つ。 ◆四万川郷に入る 孫猿の遊山の始まりはtochikoの故郷四万川から始まる。四万川は四万十川の源流域となり背後に四国カルストが迫る山間集落。 「私…

それ行け!孫猿梼原遊山 菜の花

日本海を前線が東進し天気は下り坂。西日本は日本海側を中心に雨が降り出し暖かい空気が流れ込むため寒さは緩む見込み。 ◆空を観る 翌日前線上で発生する低気圧が東に離れて四国は午前を中心に広く雨が降りはじめる。 残念やけど雪遊びは出来ないなぁ。 この…

雪女プロジェクト奥物部 寒の月

「かんぱ~い!!」 Y'sの目標とした雪中泊は滅多出会えない天候に恵まれたスノーピークで実現した。 ◆山上の口福 私とY'sが幕営の間にtochikoが掘ったテーブルで早々に山上宴会が始まった。冬の山頂は山麓から風が吹き上げるからこんなことはとても出来ない…

雪女プロジェクト奥物部 冬青空

「綺麗です・・・」 森を抜けた山頂部の眺望は土佐湾まではっきり見えていた。 今日は青いなぁ。 ◆冬空へ出る 登り始めの晴天はいつの間にか雲に覆われたが空気は澄み切って良かったよ。 Y'sは引きが強いわ。 この風景にも 元気をもらった。 さあ ピークアタ…

雪女プロジェクト奥物部 冬の山

白髪山南斜面を登った山道は東に鋭く切れ落ちる東尾根に乗り山麓から気圧差で上がった雪が増える。 ◆尾根を登る直登にも放置された木段があるが雪がそれを埋めてくれているからゆっくり登れば膝の負担も少ない。 スノーシューにはいい雪だよ。 今日の表層雪…

雪女プロジェクト奥物部 雪の道

「お酒吞まんと軽いにね」 冬山は身を守るものなどあれこれで25kgは背負うもの。 それだけは削れんろう(笑) ◆静かなこと 「高知の山は静かでえぇなぁ」 標高約1400mの登り口は5℃この時期としては暖かい。 この雪じゃ入りたくてもねぇ(苦笑) お昼もゆっく…

tochikoな山歩き 冬の温もり

「今日はどちらまでですか?」 大きなザックを持つ私達に登山口で会った方に声かけられました。 お天気が約束された日でも冬のテン泊は厳しいもの 衣食住を持ち寄ってこそはじめて温かで暖かな一夜を過ごせます。 ひとつの鍋を分け合ってひとつのテントで寝…

雪女プロジェクト奥物部 梅の花

前日に所謂南岸低気圧が東進し広い範囲で雪や雨を降らせ関東では警報が発せられる降雪をもたらせた。 ◆空を観る 遊山の日は南岸低気圧が東の海上へ離れ高気圧が張り出し天気は回復し暖気が入る。四国は穏やかに晴れて気温も上がるからウエアの調節が大切にな…

立春の塔ノ丸遊山 春の光

「気持ちがえいねぇ」 風も穏やかな稜線は春光に照らされ見渡す高峰はみな新しい雪を纏っていた。 今期最高の雪と言っていいだろうなぁ。 ◆山頂部に立つ 「太郎も次郎も 人が多いでしょうな」 今日山に入った人はみんな幸せだと思うなぁ。 最も寒いときに立…

立春の塔ノ丸遊山 兎の目

「ウサギは偉いね」 安全なルートを選んでいる。山の動物は雪が沢山降っても大地が見えている様な気がする。 ◆春は雪崩 雪崩が起きそうな箇所をさけ積雪が浅そうなところを直登した。これからこの積雪も弱層となり雪崩が発生しやすい時期となる。 ここまでく…

立春の塔ノ丸遊山 雪崩れ

「ここでちょっと 待ちよって下さい」 ここからは登山道ではなく稜線へのショートカットルート。 ◆道を見定める ろくべえさんは偵察に先行した。 特に真っ白い積雪時は地形が読めず道を示す赤テープも着雪で隠れる事もあり慎重にルートを見定める必要がある…

立春の塔ノ丸遊山 春の雪

「今日はスノーシューですか?」 標高1713mにある登り口は気温0℃とこの時期としては暖かい。 それがいいでしょうね。 ◆昭和のスキー場 塔ノ丸への山道は平成19年に休業したスキー場。リフトはないが雪のある休日にゲレンデだけを開放している。 ◆静かなこと …

tochikoな山歩き 冬の道しるべ

雪山歩きは足跡を辿る道 「ここからは私が先頭行きますわ」 スキー場から山に入った場所から続く心強く優しいろくべえさんの足跡 傾斜がなるべく緩い斜面を蹴り込んで一歩一歩残してくれた冬の道 雪玉に遊ばれることもあったけど 稜線に乗った時の景色はその…

立春の塔ノ丸遊山 春立つ

日本海の低気圧が東北を通過。日本海側を中心に雪や雨が降り東北や北陸では強まる恐れがあるが西日本の太平洋側は穏やかに晴れそう。 ◆空を観る翌日は低気圧が東海上に離れて高気圧に広く覆われ年末から続いた記録的な寒波の南下は一旦終わる。 今冬のラニー…

晩冬の奥物部の森遊山 深雪

考えられる全てを背負って来て結局最後までスノーシューだったがスノーシューのリスクをカバーしてくれるそれほど今日の雪はいい雪質だった。 ◆雪のこと 雲から大地に降りて来た雪は姿を変えながら海へ帰ろうとする。雪は常に動いている生き物の様なものでそ…

晩冬の奥物部の森遊山 冬川

林道の果ては南北の山が迫る東の稜線に向かう渓が始まる処。川から渓へ駆け上がった風が集まり運ばれる雪が吹き溜まるところ。 ◆分かれ道 「韮生越えに行っちゅうね」 先行者の足跡は林道の果てに続き私達は渓へ下る道に分かれたために分岐から未踏の雪を踏…

晩冬の奥物部の森遊山 氷柱

「この雪が積もった倒木って 茅葺き屋根みたいじゃない」 今日のは少し湿った雪だから色々附着して積もるから面白い。 ◆雪のこと そんな雪を降らせる雲も時々開いて澄んだ青空を覗かせた。 「今年最高の雪道やね」 緩やかに標高を上げる林道の積雪は登るごと…

晩冬の奥物部の森遊山 雪舟

背後の山が迫る最深集落久保影にも多く思い出があるが今では2戸の暮らしとなって自治体の除雪もここまでとなる。 ◆山懐に入る 三嶺より出流上韮生川が削った白髪山山麓の深い渓谷の急斜面を葛籠折れに登る西熊林道に入って降ったばかりの雪の景色に囲まれた…

tochikoな山歩き 静雪

ここから先はトレースがありません。 お二方の足跡を追ってきた林道もここで進む道が分かれます。 無雪期なら下からゴウゴウと滝の音が聞こえてくるのですが今日は何も聞こえません。 足跡もなくただただ静かな山の中でした。 見上げると 山頂付近は風雪が強…

晩冬の奥物部の森遊山 雪雲

南岸低気圧が四国沖を東進し日本は再び強い冬型の気圧配置となり寒気の流れ込みは強く太平洋側も雪雲が広がり積雪に注意だろうな。 ◆空を観る日本南岸を東進する「南岸低気圧」は四国に雪を降らせる気圧配置になるが低気圧の発達は弱く降ってもチラチラ?た…