猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

処暑に入る三辻山遊山 木の陰

「あっという間やね」 家を出て2時間半で標高1108.1mの山頂に出るから午前中快適に運動を終えられそうだ。 ◆変化の兆し 陽が射し込む南の空では地上の気温上昇により積雲が雄大積雲に発達しようといている。 あと2時間切ったかな。 ◆夏には夏の遊山 登山口…

処暑に入る三辻山遊山 雲湧く

杖塚でザックを下ろす。ここは工石山への山道と三ツ辻山への分岐点となる。 ◆一本立てる 「ヤマナシが 実をつけはじめたね」 ひと月ぶりになるかな。 まだ食べ頃じゃないね。 広場として整備された杖塚は空が開け雲の湧きだしが確認できた。 ◆峠に下る 杖塚…

処暑に入る三辻山遊山 名残花

標高約800m登山口は24度。上空の寒気の影響でこの時期としてはやや低めで運動するにはちょうどいい。 ◆車を停める 「テジロが出たねぇ」 学名「イヨシロオビアブ」北海道から九州の中山から高山まで生息し沢筋などに多く人などにたかって吸血する。 これも…

tochikoのかよう道 空のいろ

日が傾くのが早くなりました。 充実感と気のはやる気持ちとともにどことなく寂しさを感じる季節になりました。 夕立を連れてきた入道雲は夕陽の色に変わり 雲は散るように形を変えながら虹を作っていました。 きれいだったなぁ。 さて 日曜日は長い付き合い…

処暑に入る三辻山遊山 ゆく道

九州から関東にかけて段々と高気圧の勢力は弱まる。南岸に発生している低気圧と寒気の影響で天候の急変に注意。 ◆空を読む 寒気に押され停滞する低気圧から四国は雲が東から太平洋側に流れ込み今日四国山地南側は雷雨だろうな。 ◆川を遡る 午前だけ楽しむ山…

立秋の剣山遊山 明け時

日帰りもいいと思うが泊まらないと会えない風景がありより多くの感動を得ることも出来る。 ◆頂きます 私は登山道の整備を担う山小屋にたまに泊まることは公に入山料払うより有意義だと思っている。 ◆行ってきます 「よおけ降ったけんなぁ 今日も道の手入れじ…

立秋の剣山遊山 黄昏時

早朝から夕方まで登山道の巡視を終えられた山神様が帰ってきた。 「汗を流してくるけん」 ◆癒されるとき 「仕事の後は ビールがえぇわ」 お疲れさまでした。 私も退職したら巡視に上がって来ますから。 ◆口福のとき 「いつも同じもんで」 いえいえ椎茸から蒟…

立秋の剣山遊山 日向道

山道は山頂部にあがり新涼の風が吹き抜ける標高2000mの空に出る。 ◆新涼の頂 お昼を過ぎた山頂部はまだ多くの人で賑わっていたが大気も安定しているようで天気が崩れる心配はなさそうだ。 たまには頂上もいいものだ。 ◆夏山の風景 新型コロナ報道が続いても…

立秋の剣山遊山 木陰道

「涼しいねぇ~」 この日空は澄み陽射しは強いがその陽射しにより樹々は水を吸い上げ葉で蒸発させる際の気化熱で森を冷やす。 ◆涼風の道 今回選んだ頂上への道は直登コースの約2倍の距離を要する剣山の北西斜面を緩やかに登る道。 ◆夏の道この道は山麓に切れ…

tochikoのかよう道 夏ゆく気配

日の短さを感じるようになりました。夕方の雲や夕焼けはもう秋の気配 山に登ると実感します。 この時期ヒュッテに宿泊する贅沢は明るいうちに夕食をいただき のんびりと陽が沈むのを楽しむこと 風はもう秋で街の空気が信じられないほどのとても贅沢な時間の…

立秋の剣山遊山 回り道

「では 行ってきます」 助けて頂いた民宿まつうらを後に今日は暑くお盆の混雑を避けるため地域貢献にリフトで上がることとした。 ◆里人の心 「わしはまだ巡回あるんで 先に上がっとってくださいな」 了解しました。上で一杯やって待てますから。 剣山を囲む…

立秋の剣山遊山 ゆく道

高気圧圏内で日中は強い日差しが照り付けむせ返る暑さになり夜もあまり気温が下がらず寝苦しくなる。 こんな週末は山へ涼みに行こう。 ◆打ち合わせ 「はい 新居です 剣山です 段取りでけて泊まれるようになりました そう言うことで楽しみにしてまぁす」 山神…

それ行け!!子猿の夏休み 河の童だ!

昨夜庭の照明に寄ってきたミヤマクワガタを籠に伏せといたら一緒に入れてた西瓜を元気に食べていた。 「山に返してあげるね」 ◆朝のこと 「さあ 朝ご飯だよ~」 子猿たちは朝からもりもり食べる。ご飯は身体を温め昼間活発に運動できる。 「おはようございま…

それ行け!!子猿の夏休み 火の童だ!

そろそろバーベキューやるか。 炭火熾しは焚火の要領と同じで炭を敷くからもっと早く熾火が出来る。 ◆火を操る 地物の野菜と肉を焼く。炎で焼くより炭火で焼けば旨みが中に封じ込められる。 「このタン旨っ!!」 里の肉屋さんはステーキ位厚く切るからねぇ…

それ行け!!子猿の夏休み 里の童だ!

新庄川を分かれた山間国道は津野山郷から雲の上の町檮原に入る。この狭い隧道を抜けたら世界が変わる。 ◆檮原に入る 梼原町は町面積の91%を森林が占め標高1455mにもなる雄大な四国カルストに抱かれた自然豊かな山間の小さな町です。 = 梼原町HPより = ◆S…

tochikoの里帰り 注ぐ

いつものかよう道も目的が変われば違って見えます。 子供の頃にはわからなかった大切なことが歳を経てわかることもあり それを楽しいと言ってくれる友や子供たちが居ることがとても幸せだと思います。 夏休みは毎日泳ぎに行ったなぁ(*^_^*)でも私が泳いだの…

それ行け!!子猿の夏休み 童がゆく!

北海道付近の発達した低気圧は日本から離れて西本は太平洋高気圧圏内で太平洋側を中心に夏空が広がる。 ◆空を観るただ湿った空気が流れ込み山沿いは午後を中心にニワカ雨や雷雨の恐れがある。 ◆子猿の出陣 今年もやって来た夏休み。コロナ騒動で家で燻ってい…

梅雨明けの奥物部遊山 鎮

炎を立てることではなく熾火をつくることが大切だ。今日は私たちが熾すから次は一人でやってもらうよ。 ◆水の恵み tochikoが里から持ってきた四万十天然鮎の仕込みがはじまる。塩加減もさることながら串の刺し方から覚えること。 この湧き水は年中水温が変わ…

梅雨明けの奥物部遊山 結

栃は谷筋が好きな樹。 山地に自生するトチノキ科の落葉高木。5月頃枝頂に白色に紅のかかった花を多数つける。種子は光沢ある褐色で栃餅や栃粥などを作る。 ◆通う道 森の賢者を過ぎ森深く分け入る。この森も人間の活動により鹿が集まり下草を失い土壌が流れて…

梅雨明けの奥物部遊山 転

今のところ巻雲に動きはない。 上層雲に属する十種雲級の一つ。5~13キロメートルの高さに現れ極めて小さい氷の結晶から成る。 ◆森に入る 林道終点の手前から奥物部の森への山道に入りここから自然林の懐になる。 ◆渓へ下る カヤハゲより出流長笹谷へ下る。…

梅雨明けの奥物部遊山 承

「涼しいですね!」 この時の気温24度は高度差と寒気が上空に流れ込んだ結果で異常なことでも何でもない。 ◆空のこと 登り口は一部空が開き寒気により澄んだ陽射しが届く。この地上と上空の温度差により大気が不安定になることがある。 「いい風吹きますね」…

tochikoな山の楽しみ 香り

山の楽しみ方は人それぞれ 幼なじみからのメール 「鮎が釣れたけど要らん?」 「超Goodtiming!」 いつもありがとう手作りの竹串とともにお裾分けしてくれる幼友達に感謝してワイズ山との遊山に持って行きました。 故郷を流れる小さな川の恵みとワイズさんが…

梅雨明けの奥物部遊山 起

梅雨が明けた四国に太平洋高気圧が勢力を強め気温は上がるが上空に寒気が入り山沿いはニワカ雨に注意だろう。 ◆空を読むこと この週末の特徴は5000m-6℃の寒気が四国付近まで流れ込むこと。 その日の朝は予想通り寒気が四国に達していた。 ◆川を遡ること よ…

剣山大暑の遊山 鎮

明けの変化を狙っていたが昨夜のお酒が過ぎたせいだろうすっかり明るくなって目が覚めた。 まっ いいか。 ◆山雲のなか 予報官泣かせの前線は四国からそれなりに離れたようで剣山山頂を覆う山雲の切れ間から晴れた山麓が見え隠れしていた。 ◆朝の箸 「もっと …

剣山大暑の遊山 結

山頂の鳥居を潜り山頂へ。 標高が100m高くなると気温が0.6℃下がると言われているから四国の高山は10℃低いと考えていいだろう。 ◆山頂に立つ 今日は雨が降る前に山頂に上がることとした。この時風は北から吹いて変化の時を告げていた。 天気が良ければ混み合…

剣山大暑の遊山 転

久しぶりに山でノスリと会った。 中形のタカの一種。アジア・ヨーロッパに広く分布し日本には多く野鼠や小鳥などを捕食する。 ◆駅のこと 尾根の肩は風当たりが強く西島尾根も頂上同様笹に覆われ視野も開け西方に三嶺を望む。 そろそろ雲が溜まってきたなぁ。…

剣山大暑の遊山 承

標高1400m見ノ越登山口は登山リフトもあるが登る山道は剣山を御神体とする劔神社から始まる。 ◆分け入る 「蜂も頑張っちゅうで」 草紫陽花はユキノシタ科の多年草。東北地方以南のやや湿った林に生息し7~9月に白やピンクの花を咲かせる。 不浄なものの侵入…