猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

剣山独り遊山 結

足早に雲が流れる中行楽客は少ないようで西島リフト駅は穏やかだった。 ◆雲を止める 雨雲の下端(雲底)の高さは平均的には約500m ~ 2,000m程度でだいたい多くの雨粒はこの距離を落下し四国山地が雨を止める理由はそれだ。 ◆雲の中へ 標高約1700mの西島駅か…

剣山独り遊山 転

祖谷川源流点で一本立てる。山は雲を生み水を蓄えるが私は細菌などが気になるため山の生水は飲まないことにしている。 ◆紅葉の始まり 剣山の広葉樹は今年の光合成を終えようとし葉緑素を幹に仕舞い始めた様だ。 ◆命の源 = 二酸化炭素 全ての生物の食料は「C…

tochikoなかよう道 秋の夜長へ

暑さ寒さも彼岸まで と言われますが お彼岸の連休は暑かったです。 連休は人ひとヒトで賑わうイベントに参加し故郷で過ごしました。 お彼岸が開けたら朝の気温が十度台になり 少し肌寒く感じるようになりました (^^ゞ 周りの緑は いつの間にか明るくなってい…

剣山独り遊山 承

剣山への登りは劔神社への石段から始まり時折青空が覗いていた。 ◆変化のとき 境内から見る山にはまだ重い雨雲が流れ込んでおり山の天候は下界の予報とは違う。 ◆秋風抜ける 鳥居を潜り神の山に分け入る。今日は独りだからマイペースで行こう。 山麓から吹き…

剣山独り遊山 起

大陸の高気圧が張り出し天気は回復に向かうが山間部は雲は広がりやすく時々降る雨は覚悟しなくては。 ◆独りも良し 秋雨前線が横たわる週末病院を出て山に向かった。今回tochikoは仕事で一人遊山だ。 ◆秋の気配 R32から見る吉野川の色は今夏の繰り返し訪れた…

中秋のヌル谷遊山 火を操る

まず薪を集め炎を上げ赤く輝く熾火を敷かないと何もはじまらないよな。 ◆温かいとき 「強火の遠火」真っ先に焼き始めるのはtochikoが仕入れた四万十天然鮎。 今夏の大雨で鮎は下流に押し返されたと言うがこれだけの鮎を獲る技は大したものだ。 私は早速「鮎…

中秋のヌル谷遊山 森の香り

やはり今年はキノコが早い。 「河童さん これって・・・(嬉々」 もう覚えたようやね。 ◆居場所に帰る ヌル谷のナロは私とtochikoが25年間春夏秋冬通い続け森の変化や人の関わりを見据えてきた学びの場でこれからも仲間と共に通い続けると思う。 ◆山食堂と山…

中秋のヌル谷遊山 沢を渡る

私は苔むす森が好きだ。寝転がるとヒンヤリと気持ち良く街の疲れを吸い取ってくれるそんな不思議な感覚がある。 ◆苔むす 海の水が雲となり山に降った雨が流れ落ち沢に集まり川となり海に帰る。その循環により命は養われる。 ◆沢へ下る 林道を離れ山道に分け…

tochikoな山歩き 秋の扉

雨上がり森に入ると植物が水滴を纏い輝いています。 五感が働き自然と足取りが遅くなる(苦笑) 数年減っていたアケボノソウが目立ち小さな花の蜜腺溝に蟻が止まっています。 <p></p>

中秋のヌル谷遊山 秋の訪れ

秋の連休が始まり三嶺登山口は賑わっていたがいつもの林道口は我々だけだった。 ◆分け入る 「泊装備は久しぶりやぁ!」体力低下を心配していたtochikoも何の何のしっかり背負ってるやんか。一度出来た筋肉は半分の時間で復活する。 ◆水のこと 雨上がりの森の…

中秋のヌル谷遊山 分け入る

雲が多く時々雨が降り 回復に向かい低い雲が時々通過し 雨は降っても弱く短時間だが 急な雨には要注意だろう。 ◆約束の週末 よさこい中は山泊は出来ず テント泊は道具を片付ける休日が欲しい。 そんな三連休に限定した一泊遊山は 古巣ヌル谷からはじめること…

河童の道具箱 2018秋冬物

tochikoがiPadを買っている間に 私は秋冬物入荷がはじまった 岩と雪に出かけることにした。 ◆シーズンイン 朝から荷が届いている。 なにせ秋冬物はかさが張り 注文との検品も大変な作業。 ディスプレーも ギュウギュウだ(笑) ◆河童的今期の目玉 「あっ 入…

白露の剣山遊山 結

山頂部に近づき再び雨が降る。 ゴアを羽織っても汗で濡れるため 小雨ぐらいなら着なくても同じこと。 ◆隠れ家 いい時間にヒュッテに着いた。 「この雨に登ってこられたか」 剣山本営の神官が呆れて言った。 ◆心交わす 「降りようしたところじゃった 和宏さん…

白露の剣山遊山 転

登りはじめてまもなく 雲の間から陽が射してきた。 暑くなったし 合羽脱ぎませんか? ◆木々 四国は1200mからブナ帯 1500mからダケカンバ帯に入り 木々の変化で標高を知る。 ◆花と実 草は土壌も影響する。 剣山は石灰の山だから 高い標高で残った山。 その水…

tochikoな山歩き 秋雨

剣山ヒュッテに向かう道は レインウェアの必要がないくらいの 優しい雨でした。 そのうち本格的な雨となり 暖かい小屋の中で 食事をいただきのんびりする時間がとても心地よく それだけで ここまできた満足感で満たされました。 さて、 いつものかよう道には…

白露の剣山遊山 承

「ありゃりゃ また降りだいたねぇ」 山間国道の標高が上がり 雨が激しく降りはじめた。 ◆臨機応変のこと 剣山は四国山地の東端 雨が巻き込んでいるのでしょう。 「リフト動きゆう」 登りはリフトで上がりましょう。 ◆雨上がること 見ノ越登山口の 駐車場はガ…

白露の剣山遊山 起

「ひどい降り方だけど どうしますか?」 今日の秋雨前線の位置なら 四国山地北側は大丈夫と思いますよ。 ◆何でもかんでも異常か? 9月中旬頃から10月の上旬にかけては 南へ退く太平洋高気圧と陸の冷たい高気圧が ぶつかり大気の状態が不安定が秋雨前線が発生…

処暑の皿ヶ峰遊山 山食堂

登山口に降りたとき 上空の雲は増えていたが 雨は降る様子はなかった。 ◆隠れ家 お昼は隠れ家で 和宏さんの山食堂と 山猫食堂が開店した。 ◆口福と山猫亭 「ビールのアテにどうぞ」 「愛媛のイカも食べて下さい」 いつもいつも すいません m(_ _)m 山猫さん…

処暑の皿ヶ峰遊山 頂の森

「もうちょっと歩きたいき 湿原を回って帰ろうや」 そうですね。 秋の遠征も決まったしね。 ◆周回コース 山上湿原「竜神平」は 一周回る遊歩道が整備され 足下には秋の花が咲き オトギリソウも実を結んでいた。 ◆混生林 湿原遊歩道の東側は ふたたび森の中を…

処暑の皿ヶ峰遊山 光の森

人には毒となる ツキヨタケが傘を開き 秋の訪れを告げていた。 ◆山頂部へ 山頂湿原を囲む 外輪山の様な地形に取り付き 森の向こうが明るくなってきた。 ◆山頂湿原へ 外輪尾根を越え山上湿原へ ここで木々と共生する笹が現れる。 植えた杉が大きく育っている…

tochikoなかよう道 秋風

空が高く雲が透けてきました。 クズの花が目立つようになった 上流の川 濁りも少なくなり 下流に出れば 釣り人が竿を並べています。 「百一草園」では 秋の花ジャコウソウが咲き初め 7月中旬から咲き始めたキレンゲショウマは まだ蕾のものもあり 花期の短…

処暑の皿ヶ峰遊山 風の森

東温市との境にある 上林峠のトンネルを抜けると 木々の向こうが明るくなってきた。 ◆秋晴れ 山猫さんと待ち合わせる 標高900m上林森林公園の 駐車場は青空の下にあり 四国山地は雲を止めてくれた。 ◆風穴 風の森と名付けられた このエリアには風穴がある。 …

処暑の皿ヶ峰遊山 ゆく道

「体慣らしで」 台風21号が北上する週末 今夏の暑さに自宅で隠ってた 和宏さんと皿ヶ峰を訪れた。 ◆秋の気配 「今朝は涼しかったね」 土佐は立秋を過ぎて 朝夕はいく分かしのぎやすくなり 昼間の短くなったことを感じはじめた。 ◆雨が降る 「ありゃ りゃ・・…

東京遊山2018夏

我がとらっくよさこいは 原宿元気祭りスーパーよさこいで 渋谷区長賞を受賞いたしました。 ◆土佐の盆踊り 異常とも感じる高温下 踊り子たちは頑張り それぞれ祭りを楽しんだと思う。 私が3歳から親しんだ よさこいを原宿表参道で踊り 明治天皇陛下に奉納出来…

立秋の剣山遊山 鎮

翌朝気温は8.5℃ 確実に秋は訪れていて 今年紅葉は早いかもしれない。 ◆朝が来る 頂上に上がることは少ないが この「ご来光」の風景を見てると たまにはいいかなとも思う。 tochikoはまだ寝てるけど(笑) 今日は 瀬戸内海も輝いていた。 ◆山の神様 「娘から…

立秋の剣山遊山 結

16時の気温は12℃ 大陸の空気が流れこみ 防寒具を持たない人は 相当寒い様子だった。 ◆寛ぐとき tochikoは友人の写真集を 私はEnyaさんを肴に チビチビお酒を飲んで 静かな時を過ごした。 これも贅沢な時間だと思う。 ◆夕餐のとき 「今回は晩酌遊山やね」 剣…