猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

tochikoな山歩き 初夏のいろ

通う道 栴檀の花が咲きました。 街道脇に一里塚のように植えられた栴檀 薄紫の小さな花束が 小さな葉束の下で咲き誇っていました。 さて 初夏の山は白い花が目立ちます。 緑の中で存在示すためでしょうか そろそろ栃の花も咲く頃 対岸の山肌で一際目立ってい…

森で休むこと 林道の風景

林道は人が作った風景。 風の通り道となり水の流れも変わるが その環境に依存して生きる命がある。 ◆林道歩き いくら刈っても 生えてくる庭の草のように 環境に合うものが根を張る 自然は決して弱いものではない。 ◆草花 卯の花の 匂う垣根に 時鳥 早も来鳴…

森で休むこと 山里の風景

朝はニワカ雨があっても 昼間は段々と日差しが届くが 少しジメジメムシムシとした体感。 遊山は遅いスタートで近場の森だろう。 ◆臨機応変 そんな天気予報もあり 前夜の酒が抜けていない休日は tochikoにハンドルをお願いして 奥物部の森でのんびりすること…

立夏の剣山遊山 雲の海

山頂を覆う雲が去り 小屋の鯉のぼりが空で泳ぐ 静かな初夏の朝が訪れた。 ◆変化のとき 一枚一枚 白いベールが青空に溶け 下界を覆う雲海が現れる。 この美しい風景には 拙い説明などいらないだろう。 ◆集うとき 今日日帰りで 上がってくる仲間がいる。 この…

立夏の剣山遊山 雲の上

昼間のお酒は眠気を誘う。 早々に部屋に下がって お風呂が沸くまで昼寝を楽しんだ。 ◆静かなとき 前線の動きは遅いようで 南からの雲の流れは緩やかで 時折青空がのぞいていた。 ◆贅沢なとき 汗を流した後の一次会の肴は 私は山の恵みのキノコを料り Tommyさ…

立夏の剣山遊山 雲の中

和宏さんの置き土産場所。 カッコウやツツドリなど 渡り鳥も森に帰ってきた。 ◆自然の摂理 ダケカンバの森を抜け モミの森に入ってゆく。 標高、風や日当たりに応じ 木々の住処が変わる。 ここのミツバツツジも 花数が多いようだ。 ◆雲の中 リフト駅がある …

tochikoな山歩き 峠道

土佐から阿波に抜ける 古くからの峠のひとつ 韮生越 重い荷を背負うため 程よく標高を稼ぐ歩きよ良い道で 三嶺に登る時は 何度もこの道を利用しました。 通ううち、自然に尾根の形や木を覚え 道を外しても迷う事はありませんでした。 誰かが歩いているのだろ…

立夏の剣山遊山 若葉色

不浄なものの侵入を禁ずる 注連縄を潜りブナの森に入る。 この森と共に信仰は生きてきた。 ◆新緑の道 標高約1400mの登山口 山毛欅の森から始まる山道は 瑞々しい若葉に覆われてた。 ◆山毛欅の森 かつて深山であった剣山は 広葉樹の大木たちが根を張り 特にこ…

立夏の剣山遊山 栃の花

雲が多くスッキリしない一日 山はにわか雨も覚悟しなくてはな。 日差しは乏しいものの気温は高く ムシムシとした体感になるかも。 ◆曇り空 夏が始まりの休日 Tommyさんとtochikoと 剣山へ宴会遊山に向かった。 ◆祖谷渓のこと 昭和48年に架けられた 大歩危橋…

古の峠道の遊山 結

韮生越えは稜線に至り 剣山から三嶺に続く縦走路に入った。 ここの風景もここ10年で一変した。 ◆東熊山に立つ 剣山系の真ん中に位置する カヤハゲと呼ばれる頂に立つ。 ここに何度立ったことだろう。 ここは三嶺を目指す登山者が多く 少し下ってお昼とした。…

古の峠道の遊山 転

ある吹雪の日tochikoと二人で 鹿の足跡を追ってみつけたテン場。 ここはどんなに荒れた天候でも 風雪を避けるビバーグポイントになった。 ◆鹿の知恵 鹿は丸くなって眠る。 この場所を見つけたときも 丸い雪の溶け跡があった。 ◆人の関わり 厳しい冬であって…

古の峠道の遊山 承

やがて林道が終わり 「韮生越え」と言われる 古い峠道がはじまる。 tochiko一本しようや。 ◆山道に入る 急登から始まる山道は かつて土佐と阿波の境を越える 峠道の一つであったと長老から聞いた。 ◆変わること 西熊横断線を分岐で別れ 韮生越えの森に分け入…

tochikoな日常 かよう道

ヤマセミに出会いました。 魚が多く住み 透明度の高い水でないとハントができない ヤマセミ 興奮したまま地元の方に話すと 「いっつもおるで」 そりゃここにはおるわぁ 10年以上前 この道を通ったときも この古い水力発電所の前でヤマセミが飛んでいました。…

古の峠道の遊山 起

明日は晴れて気温が上がる 朝と日中との気温差があり ウエアーでの調整が必要になる。 ◆分け入る 晴天が約束された休日 tochikoと二人で8年ぶりに 古い峠道を歩いてみることにした。 奥物部最深集落も田植が始まり 田に張られた水が山を写し 畑では生産量日…

立夏の綱附森遊山 寛ぐこと

ダケカンバと樅を抜け 森林帯が終わり笹原に飛び出した。 しかし記憶の中の笹はもっと高かった。 ◆空に出る 懐かしい山頂が見える。 この時前線が近づいたようで 雲の流れが早くなり 吹き上げる風が強くなった。 雨はあと2.3時間は 待ってくれそうだね。 ◆…

立夏の綱附森遊山 稜線歩き

山道は葛籠折れに上がり 山毛欅やミズナラの森に入る。 大木が多いこの尾根には 何か山の力の様なものを感じる。 ◆変わってしまったこと かつてこの森の木々は 背の高い笹と共に生きていたが 今は笹床を失い幼木が育っていない。 ◆稜線のこと 稜線に上がり …

立夏の綱附森遊山 沢を遡る

下草を失った森は 土壌が流れ道を埋めはじめ 道を見失う箇所が幾つかあった。 ◆山道を追う 綱附森への山道は 新緑に覆われた堂床谷に沿い 幾度か沢を渡りながら登る。 ◆沢の姿 東斜面の急峻な道は 短い距離で標高を上げていく。 また支流は深く切れ込み 高巻…

立夏の綱附森遊山 辿るみち

物部川の源流域の一つ フスベヨリ谷は奥物部の森で 一番水量が多く長い沢。 ◆橋を渡る 沢に架かる吊り橋を渡る。 かつて私たちの沢登りは この橋を潜って始まった。 この風景も昔のままだ。 ◆わかれ道 フスベヨリ谷を別れ 急な登りを堂床谷に入り 10年ぶりに…

tochikoな山歩き 晩春の候

4月終わりの頃 愛媛県皿ヶ嶺では 沢山の小さな花に出会う事ができます。 Tomiさんとは久しぶりなので おしゃべりに夢中になり 見逃しそうになりますが〜(苦笑) 上を見上げればブナやケヤキ チドリノキなどが芽吹きはじめました。 その木々の間から見える…

立夏の綱附森遊山 分け入る

朝から日差しが届いても 段々と雲が厚くなって 午後は次第に不安定になる。 ◆切り替える アケボノ満開の便りに なぜが気が萎えた休日は ずっと気になっていたあの山に tochikoと山猫さんと共に向かった。 ◆清流を遡る 西熊の森から出流 上韮生川の水は冬のま…

和宏さんの花巡礼「皿ヶ峰」 山笑う時

「そろそろ下って お昼にしようや」 午後の晴天は約束された。 今日は外で楽しめそうですね。 ◆かえり道 県民の森皿ヶ峰には いくつか山道があり 帰りはなだらかな道を下った。 ◆若葉萌ゆる 予想のとおり 高気圧が日本列島に訪れ 森に陽が射し始めた。 澄ん…

和宏さんの花巡礼「皿ヶ峰」 木々の香

皿を伏せたような山容の かつて火山であった皿ヶ峰は なだらかな広い山頂部を持つ。 ◆山頂部へ上がる 標高1000mを越える 皿ヶ峰山頂部は山毛欅が根を張り 瑞々しい若葉の頃を迎えていた。 ◆竜神平 やがて森の向こうが明るくなり 山頂の開けた平坦地「竜神平…

和宏さんの花巡礼「皿ヶ峰」 若葉の頃

冬の眠りにあった森が 深呼吸するかのような 爽やかな空気漂う5月の森。 ◆若葉の森へ 皿ヶ峰は新緑の盛りを迎え 森は若葉色の空気に満ちてた 私はこの頃の森歩きが好きだ。 ◆あまやどり 葉を広げはじめた ヤブレガサは山菜としても優秀だ。 その傘に守られる…

和宏さんの花巡礼「皿ヶ峰」 花咲く頃

午前中は雲が優勢で 雨がパラつくかもしれないが 午後は日が差し気温も上がりそうだ。 ◆変化のとき 大型連休前半の最終日は Tommyさんと登山口で待ち合わせ 愛媛県の皿ヶ峰を訪れることにした。 「今年の椎の花はどうやぉ?」 土佐人が夏の雨量を占う椎の花 …

tochikoな休日 巡る花

かよう道 水木の花が目立ち始めました。 水木は初夏の季語 テーブルのような独特の形状は 空に向かって手を広げているようです。 でも開田高原では まだ桜の花が咲いていて 「もう一回花見が出来るとはねぇ」とお義母さん。 夏まで雪が残る乗鞍岳を眺め 水芭…

2018春の木曽遊山 結

かんぱ〜い!! 今回も駒ちゃんに甘えたけど 沢山の思い出と出会い そして気付きを頂いた。 ◆信州の口福 いつものように よく吞みよく食べた。 四国では食べる機会が少ない 木曽牛、鯉、鱒など堪能した。 乗鞍高原で頂いた 馬のステーキも絶品だった。 ◆振り…

2018春の木曽遊山 転

上高地まで1時間足らず! 涸沢だって日帰り出来る。 地元に友達がいると最短コースで その地を楽しむことが出来るのかぁ。 ◆近道を行く 木曽遊山2日目は 混雑する一般的なコース避ける 最速コースで乗鞍岳を目指した。 ◆乗鞍エコーライン 乗鞍高原に車を停め…