猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

春分の寒峰遊山 雪の道

春の日差しが温かい。 空に伸び伸びと枝を伸ばす木々 この冬枯れも美しい風景だと思う。 ◆春分に入る 春なかば 昼と夜の長さが等しくなり 寒さもすっかりやわらぐころ。 ◆稜線の森 山火事か何かのための伐採か 若い木が多く観られる山域に それを免れたのか…

春分の寒峰遊山 名残雪

福寿草と共に見上げる 真澄の空は北の高気圧のもの。 でも季節は確実に春へ移ろう。 ◆雑木林へ 福寿草たちを後にして 今日は寒峰の頂上を目指し 若い雑木林に分け入った。 宿り木 森が落葉している間 目につく風景もある。 ◆急登へ 寒峰の山麓には 植林やア…

春分の寒峰遊山 福寿草

薄暗い植林の中に根を張る 蕾が膨らみ始めた三椏も また春を告げる花の一つだろう。 ◆春分の雪 登り始めてすぐ雪に出会う。 その雪は固い残雪ではなく新しい雪で 春分の日高知市に降った冷たい雨は ここでは雪だったのだろう。 ◆福寿草の群生地 登山口から20…

春分の寒峰遊山 枯れ山

春分の日というのに 東日本は山の遭難が発生する 雪が降るほどの寒の戻りがあったが 高気圧が張り出し穏やかなようだ。 ◆花の山へ お彼岸明けの休日 Tommyさんと山猫さんと 阿波の寒峰をおとずれた。 ◆祖谷峡へ 大歩危橋を渡り祖谷峡へ。 吉野川には雪解け水…

孫猿と春の家から遊山 春の海

山の上にある学校の 調整池の山桜が咲いていた。 いつもは花と葉が同時に芽吹くが 今年は開花が先走っているようだ。 ◆鷲尾山へ 「ボク抜かれるが嫌やき」 意外と負けず嫌いなんだなぁ。 まあまあマイペースでいいやん (^_^) レオが急いでも 私は草木が気に…

孫猿と春の家から遊山 春の空

筆山から高見山へ登る 高見山は江戸時代からの 庶民の墓所となってきた。 ◆高見山(皿ヶ峰) 土佐権守に任官され この麓に居を構えた菅原道真の子 高視の名が由来する163mの頂に立つ。 「ここで休もう」 そうやね ゆっくりしょうか。 ◆眺望よし レオのご先祖…

孫猿と春の家から遊山 春の花

「やっぱり明日行く!」 彼岸の入りの休日に 孫猿レオが付き合ってくれて 家から高知市の裏山を目指した。 ◆彼岸の入り お彼岸の頃に咲く木蓮。 たしか「木蓮の涙」は 亡くなった愛する人に 想いを寄せる歌だったよなぁ。 ◆公園の花 彼岸の墓参りで賑わう 筆…

tochikoな日常 梅香る

土の香りがしてきました。 生暖かい風に乗った土の匂いは これから始まること 終わること 何か落ち着かない気持ちにさせられます。 忙しいとは 心を亡くすと書くように 余裕のない日々を送っていた私を 和宏さんが誘ってくれました。 「お昼は焼き肉やき」 …

和宏さんの花巡礼 雪割桜

「桑田山の緋寒桜 行くのが少し遅かったようです」 雪割桜を見に行った 和宏さんから写真が届いた。 ◆桑田山(そうだやま)の桜 須崎市桑田山に咲く雪割り桜は 正式名称を椿寒桜(ツバキカンザクラ) 2月のまだ雪のあるころに 咲くことから雪割り桜と呼ばれ…

和宏さんの花巡礼 梅見の楽しみ

日本の花見は 奈良時代の貴族の行事が 起源だといわれる。 ◆日本の文化 奈良時代には 中国から伝来したばかりの 梅が鑑賞されていたが 平安時代に桜に代わってきた。 花見が庶民に広まったのは江戸時代といわれ このころ桜の品種改良も盛んに行なわれた。 平…

和宏さんの花巡礼 嫁石梅まつり

今年は寒くて開花が遅れた 土佐の梅の名所土佐山嫁石に 和宏さんとtochikoと訪れた。 ◆鏡川を遡る 土佐山は高知市の水瓶 鏡ダムの源流域にあり 鏡川は雪解けで水量が増していた。 ◆春日 嫁石は約1200本の 紅白の梅が咲き乱れる梅の名所。 今年も車を降りた時…

仲春の梶ヶ森遊山 頂の幸

ゴロゴロ八丁の急登を超え 山頂部のなだらかな稜線に上がった。 ここはブナを主とする自然林がある。 ◆共生する森 芽吹きはまだ先だが 三嶺界隈などの森と違い まだ鹿が増加していないこの山域は 笹とブナが共生し森が生き生きしている。 ◆兆し 下界は春の陽…

仲春の梶ヶ森遊山 石の道

いつもの休憩ポイント 定福寺奥の院でザックを下ろす。 ここはいつ来てもホッとする場所。 ◆忘れられた場所 かつては信者さんや 登山者の宿として賑わった 宿坊である「遍照院」も 静かに山に還ろうとしている。 ◆芽吹き 遍照院の低木が そろそろ目覚めはじ…

仲春の梶ヶ森遊山 春の水

梶ヶ森の山道は 暗い植林を抜け雑木林に入り 朝陽射すと共に鳥が囀り始めた。 ◆沢を遡る サラサラと 音を立てるように 沢の水は流れ下って行く。 そんな沢筋に沿って 山道は続いている。 ◆雑木林へ 「やっぱり水多いね」 この豊かな天の恵みを 雑木たちは土…

仲春の梶ヶ森遊山 雪解水

大陸の高気圧が張り出すが 四国地方は高気圧の縁となり 午前中晴天が期待出来るが 前線が近づくのも早そうだ。 ◆春に向かう Tommyさんの休日に合わせ 考えていた山の霧氷は期待出来ず 和宏さんと話し合い梶ヶ森に変更した。 怒田の棚田は草藁がならび 今年も…

和宏さんの花巡礼 福寿草の里

遊山の始まりに 長岡郡大豊町南大王にある 入園料がない良心市のような 福寿草の里へ立ち寄った。 ◆朝一番 「河童ちゃん まだ開いてないと思うで」 いやいや開ききった姿より これから開こうとする姿がいいでしょう。 「咲いてる 咲いてる!」 ◆春告草 福寿…

初春の笹ヶ峰遊山 寛ぐ時

頂上直下かつてここには 大きなダケカンバがぽつんとあった。 お父さんと草刈りをしていた時 いつも根元で座り休んでいた。 ◆草刈りした道 伊予富士から平家平まで 丸山荘が草刈りを担当し 暑いシーズン1週間かけて2回行い 辛かったけど今では良い思い出だ。…

初春の笹ヶ峰遊山 思い出

標高1,525mにある丸山荘は 1933年に開業した250人収容できる 四国最大級の古い山小屋だった。 ◆丸山荘 丸山荘の伊藤ご夫妻は 私達夫婦が約10年関わって 山のこと小屋のことなど 多くのことを教えてもらった。 ◆笹ヶ峰のスキー場 丸山荘を発ち笹ヶ峰を目指す…

初春の笹ヶ峰遊山 雑木山

お父さんと架けた橋を渡る。 あれから何年たつのか忘れたが 今も使われている事が嬉しかった。 ◆ブナの森へ 標高約1,200mの宿からは ブナなど亜寒帯の森になり 気温も変わり雪の量も増える。 ブナやハリギリの大木たちは 昔と変わらぬ姿で迎えてくれた。 ◆森…

初春の笹ヶ峰遊山 雪残る

急な斜面にあるロープは 山頂部にあった電力反射板の 霧氷付着を防ぐために 山田さんが考案したもの。 ◆お父さんの道 この急な坂道は 台風で崩落した谷を迂回するため 伊藤朝春お父さんが付けた道。 そんな思い出が至る所にある私の道。 ◆初春の道 初春は「は…

初春の笹ヶ峰遊山 帰る時

四国には高気圧が張り出し 午前中は晴天が期待出来るが 前線を伴った低気圧が接近し 午後から下り坂になりそうだ。 ◆雨水が終わる 久々のろくべえさんご夫婦と 山猫さんと共に私の古巣である 西条市との国境笹ヶ峰を訪れた。 そうか昨日は満月やったがや。 ◆…

雨水の塔ノ丸遊山 寛ぐこと

なだらかな稜線に沿って 西に進み頂に近づくごとに 北西からの風が強くなった。 ◆眺望よし 「どこでやろうかねぇ」 風を避けた見晴らしの良い 南東に向いた傾斜があった。 ここなら気持ちよさそうですよ。 ◆口福のとき 早速雪を掘り椅子を構え 掘ったブロッ…

雨水の塔ノ丸遊山 空のこと

右の写真は2014年2月の風景。 塔ノ丸はアイスモンスターが観察できる 四国では数少ない稜線を持つ山である。 ◆今年の一期一会 今冬は平年より気温は低かったが 南岸的気圧が多く北風が流れ込まず 西日本近海海水温度が低かったため 四国山地東部の雪は例年よ…

雨水の塔ノ丸遊山 雪のこと

籾を主とした自然林を 緩やかにアップダウンする スノーシューは快適だった。 ◆雨水のころ 雪やあられが雨に変わり 氷や雪が溶けはじめるころ。 森に射す日差しに春を感じる。 ◆雪のこと 四国山地北の最前線の一つ 東西に尾根を張る塔ノ丸は 北風が運ぶ雪は…

雨水の塔ノ丸遊山 道のこと

移動性高気圧が張り出して 西日本、東日本の広範囲で晴天になる。 この後高気圧と低気圧が交互に訪れ これから暦は春に向かうのだろう。 ◆行く道 「夜明けが早うなったね」 Tommyさん山猫さんの休日に シゲさん和宏さんと塔ノ丸を訪れた。 ◆山間の道 朝陽に…

それ行け子猿!!天狗遊山 雪丸げ

「ほらぁ〜!!」 子供の雪遊びの王道は 雪合戦(雪丸げ)だろう。 ◆大人と子供 最初は子供で投げ合っても 次第に大人も巻き込まれて なんだか本気になってきて・・・ 逃げ出す子猿たち (笑) ◆自然と道具と知恵 スコップをザックから出す 「やる!やる!」…