猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

雪の白髪山遊山 森を歩く

標高が上がり 眼下に西熊林道が見える。 上空の雲の流れは早く 時々強い風が吹き付ける。 ◆変化のとき この強い風は 変化のときを告げるもの。 頂上の晴天は約束されている。 ◆ラッセルのこと 「和宏さん ラッセル変わりましょう」 新雪とは言え先頭は疲れる…

雪の白髪山遊山 分け入る

標高約1400mの登山口から 白髪山の森に分け入った。 この時粉雪を降らせている雪雲は 足早に流れ回復が近いことを告げていた。 ◆粉雪舞う 冬の眠りにあるブナの森は この日私たちの貸し切りらしい。 それはとても贅沢なことなんだろう。 雪は小粒な寒雪で ま…

雪の白髪山遊山 寒気緩む

日本各地に記録的な 降雪をもたらせた寒気が弱まり 稜線は多少風が残りそうだが 晴天は十分期待出来そうだ。 ◆朝の風景 週末は山猫さんのぞみちゃんと 奥物部白髪山を訪れることとした。 高知市は北風が吹くも快晴であったが 目指す山域には雪雲が流れ込んで…

大寒の天狗高原遊山 口福の時

天狗ノ森から駐車場に帰り 昼の食材などを詰め込んだ ザックを背負いゲレンデを登った。 ◆天狗高原スキー場 標高約1400mにある 滑走距離300m最大斜度15度の 南国土佐唯一のスキー場は この日雪が少なく貸し切りだった。 ◆残雪を踏む 小春日和の空に向かっ…

大寒の天狗高原遊山 小春日和

「石鎚山も少ないねぇ」 四国の主峰石鎚山の 南斜面が光って見えた。 ◆山を観る 標高が400mほど高い分 ここより雪は多いようだが やはり南は「まだら」になり 北は締まった残雪が厚くあるだろう。 ◆雪を観る 稜線に乗りアップダウンし 標高が上がるごとに残…

tochikoな山歩き 故郷を見下ろす

思い返して見れば 全てが仲間の企みだったこと それを知っていたかのように 太陽が見方をしてくれて m(_ _)m ヤマメシtimeには 和宏さんの故郷で 昔から祝いの時に出されるという 菊花蒸しや おからがとっても美味しかった♫ 山猫さんのミルク煮やソテーをい…

大寒の天狗高原遊山 天狗ノ森

「雪溶けちゃったね」 天狗ノ森などの登山口である 天狗荘駐車場から歩きはじめた。 ◆残雪の森 道路は除雪で固まった雪が 道端に残っているだけであったが 森は締まった雪が所々に残っていた。 ◆1月13日の天狗ノ森 =ベースキャンプ高松店提供= 私たちが行…

大寒の天狗高原遊山 分け入る

南岸低気圧が近づく週末 穏やかな天気はこの週末まで。 低気圧が引き込む大陸の寒気団は シーズン最強クラスになると言う。 ◆大寒の入ること 最も寒いころ 大雪が降り氷がはりつめる。 大寒の入りは和宏さん 山猫さんと四国カルストを訪れた。 ◆流れること …

小寒の雲辺寺に上がる 結

「河童ちゃん 困ったねぇ・・・」 いつも昼を頂く接待小屋が トイレ新設のため撤去されていた。 ◆2度目のハプニング スキー場では火は使えないし 設置されたベンチは風雪ざらし。 さてどこでお昼にしようか・・・。 ◆2度目の臨機応変 風と雪が強まってくるな…

小寒の雲辺寺に上がる 転

「やっと分岐に着いたで」 遍路道へ合流する道標に至る。 ここからは雲辺寺への尾根道となる。 ◆尾根の雪 降ったばかりの新雪が 20cm位積もった尾根道には 風が吹き時々雪が舞い始めた。 ◆五百羅漢の雪 弘法大師が初めて中国を訪れた 福建省「五百羅漢院」の…

小寒の雲辺寺に上がる 承

大野原ICから車で15分 スノーパーク雲辺寺の駐車場は 多くのスキー客で賑わっていた。 ◆分け入る 「のろさん 歩く気満々やき」 私たちはロープウェイ駅脇にある 登山口から歩きはじめた。 今回の登山道は本来の 四国霊場第六十六番札所「雲辺寺」 難所と呼ば…

tochiko居ぬ間の一輪挿し 友情

ヤマボウシ(山法師、山帽子) ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属 別名:山桑 花言葉:「友情」 高さ5〜10メートルの落葉高木。 山地に生え日本では本州から九州に分布する。 花期は6〜7月。 淡黄色で小さく多数が球状に集合し その外側に大形白色の総包片が4…

小寒の雲辺寺に上がる 起

上空1,500mに−36℃ 今期最大の寒気が訪れて この日は日差しが届いても ニワカ雪の可能性は十分ある。 ◆新たな雪を求める Tommyさん、のろやまさんとの遊山は 降ったばかりの大雪を避けて内山である梶ヶ森。 四国山地に守られた土佐は朝から快晴だった。 ◆予定…

雪女Project カヤハゲ雪中泊 結び

テントに潜り込んでからも 吹き上がる風の音が聞こえていたが 地形に守られたテン場は日付が変わる頃には 頭上に満点の星と月が輝きはじめた。 ◆頂くこと 翌日正月7日の朝は七草粥。 前夜の鍋物をおじやで平らげる やはりご飯は足の先まで温まる。 お腹が落…

雪女Project カヤハゲ雪中泊 口福

先の食卓は雪に埋もれていた。 北風に吹き上げられた雪は 尾根で渦巻き南斜面に吹き溜まる。 ここらでビバーグしよう。 ◆「スコップ」のこと 冬山は厳しいが故に装備が増える。 その中でもスコップを持たないものと 私は冬山には入らないことにしている。 ス…

雪女Project カヤハゲ雪中泊 幕営

夏道から尾根に上がる。 東西に尾根を張るカヤハゲは 北の西熊山との間に深い谷があり 気圧差により風が吹き上がる。 ◆雲を観ること 西熊山は流れる厚い雲の中にあり 回復はもう少し先と思われ 回復でも気圧が動けば風が吹く。 頂上泊はキツいかなぁ・・・。…

雪女Project カヤハゲ雪中泊 冬道

風を避けるため 西熊横断線の分岐で 各自行動食で昼を摂った。 ◆冬道に上がること ここから雪崩など 積雪によるリスク回避ため 南斜面を横切る夏道を離れ 尾根に直登するアイゼンを着用した。 ◆「アイゼン」のこと アイゼン歩行はピッケルを 確保支点などと…

tochikoな山歩き 幸せ運ぶ

何度も通った奥物部の森 冬のテント泊の思い出を辿る道を 新しい仲間と歩く 赤と黒の顔なしに見える〜(^^ゞ 衣食住を背負った旅が始まりました。 森のお母さん 行って来ます! 今日のお宿を作ったら デカザックの中から出てくる おつまみや夕餉の鍋 目を覚ま…

雪女Project カヤハゲ雪中泊 雪道

林道を離れ山道に分け入る。 ここからは高知県最大の自然林 奥物部の森が迎えてくれる。 ◆谷へ下ること 山道は一旦長笹谷へ下る。 沢は山から山麓へ水を流し 山麓から山に風が駆け上がる。 この日も時々強い沢風が 木々に積もった雪を巻き上げ 雪煙の向こう…

雪女Project カヤハゲ雪中泊 林道

小寒の入り 寒さは次第に厳しくなり 北国では連日雪が降る。 ◆小寒のこと いつもの林道には 冷えた空気がピーンと張り詰め 正に冬本番を迎えていた。 ◆眠る森のこと 厳しい寒さの中 木は小さな冬芽を守りながら じっと冬が通り過ぎるのを待っている。 耳を澄…

雪女Project カヤハゲ雪中泊 始め

6日は冬型の気圧配置となり 日本海側を中心に雪や雨が降る。 7日になると冬型の気圧配置が緩み 高気圧が本州付近へ進む。 ◆前泊のこと 雪女Projectもいよいよ佳境へ。 雪中泊第1弾は山猫さんTommyさんとの 前泊宴会から始まった。 よろしくお願いします。 …

年迎ふ家から遊山 くる道

「霜柱や!」 そうやね。 今日は天気が良いし 放射冷却で冷えたんやね。 ◆高見山を下る 鷲尾山を目指して いったん鞍部に下る。 眼下の街に向かって下る この高度感が面白い。 ◆芒が揺れる 昨年3月の山火事で 丸焦げになった高見山は 元の芒などの草原になっ…

年迎ふ家から遊山 ゆく道

正月三が日の四国は 寒冷前線が抜けたあと 冬型が続き寒そうだなぁ。 ◆お正月遊山 平成30年最初の遊山は 山猫さんの休日に合わせて 温かい高知市の裏山へ 家から歩いて行くこととした。 ◆筆山(標高118.3m) 山道は筆山登山口から始まる。 筆山は鬱蒼とした …

tochikoなお正月 今年もよろしくお願いします。

土佐で迎えるお正月 久しぶりにゆっくりな年末は 河童の実家で過ごし 新年はたっぷりお日様が上がってから起きました(笑) 近くの若一王子宮に 孫猿と一緒に初詣 破魔矢を授かりました(*^-^*) 小さな手を合わせ お願いはなあに? 我が家に戻り 蘭ちゃんには…

雪女Project 東熊山 結

ここら辺でどうかなぁ。 雪女Projectの大切な目的は 雪山で適切な場所でのビバーグ。 山頂だけが寝床ではない。 ◆気持ちいい場所 北風を避けて日当たりの良く 雪が吹き溜まる南西斜面で昼食とした。 ここなら白髪山が正面に座り風景もいい。 ◆雪を掘る 「斜…

雪女Project 東熊山 転

雪が溶けた南斜面の 葛籠折れの山道を登り 標高1,300mを超えて 空気が変わることを感じる。 ◆ブナの森へ 「雪が増えてきたね」 四国は標高1,200mを超えると 亜寒帯に生きるブナの森に入る。 土佐は亜熱帯から亜寒帯まで至る 豊かな植生が生きている。 ◆冬道…

新年あけましておめでとうございます

謹賀新年 2018 昨年も山やよさこいを通じて 多くのご縁を頂きました。 今年もそんなご縁を大切にする 一年でありたいと思っています。 本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。 土佐に来て嬉しきものは 言葉に、魚に、人のあし音 司馬遼太郎