猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

tochiko居ぬ間の一輪挿し 夢見る心地

マタタビ マタタビ科マタタビ属 別名夏梅ともいう。 花言葉:「夢見る心地」「晴れやかな魅力」 日本では北海道、本州、四国、九州 山地の林縁に自生する落葉蔓性木本。 和名の由来はアイヌ語の「マタタムブ」 「マタ」は「冬」、「タムブ」は「亀の甲」 の…

和宏さんの花巡礼「立花」 蟬の声

錦空木は残花の頃に入った。 草木はそれぞれ開花期があり それが冬まで続くから 森の多種多様な命が養われる。 ◆分かち合う 夏の蟬が鳴き始めた。 蟬も羽化する時を違え それも生き残るための知恵。 いつも誰が考えたのかと思う。 ◆森林浴と言われるもの 森…

和宏さんの花巡礼「立花」 橅の道

「これはキンロバイ」 バラ科の落葉中低木。 黄色い花が梅の花のようで あることから名付けられた。 ◆迎えてくれること 深田百名山に選ばれた 剣山の登山口となる剱神社。 その参道である石の階段には 様々な植物が植えられている。 「こっちはギンロバイ 誰…

和宏さんの花巡礼「立花」 ゆく道

明日は梅雨前線が北上するが 北東にゆけば午前中は大丈夫だろう。 剣山でもどうでしょうか? 「いいね しばらく行ってないし」 ◆雲が知らせること この空模様なら 午前中は余裕がありそうだ。 今日は傘で大丈夫でしょう。 ◆花が知らせること 四国最深部の一…

和宏さんの花巡礼「赤物」 実桜

松の花が揺れている。 かつて多くの人の往来があった 古い峠「銅山越」に近づいた。 ◆弔う心 峠越えで亡くなった方を弔う 峰地蔵さまにご挨拶をした。 ここは先人の心と出会える場。 ◆満足する 峠にたつ私たちの上に 気持ちいい空が広がっていた。 これから…

和宏さんの花巡礼「赤物」 春蟬

登りはじめて1時間 空が開けた場所で ザックを下ろすことにした。 ◆潤すこと 地質調査で地下水脈を当てた 「ダイヤモンド水」の水場。 この奇跡の水は今も枯れることなく 訪れる人の喉を潤してくれる。 移植されたキレンゲショウマが 今年も蕾を膨らませ始め…

tochikoな日常 海を越えて

今年は梅雨入りから 雨が少なく 農家さんも一雨欲しいとこでした。 しかし・・・ こんな日に降らなくてもねぇ(..;) 土佐らしいちゃあらしいですが 次の日の降水確率も100%なんて・・ 駒ちゃんのお母さんに 青空と白い波の太平洋を見てほしいなぁ。 えっ? …

和宏さんの花巡礼「赤物」 斜陽

足谷川に架かる橋を渡る。 花の百名山に選ばれた西赤石山は アケボノツツジのシーズンが終わり もとの静かな山に帰っていた。 ◆時を遡る この山道は 銅山で栄えた街跡を遡る道。 谷川は人が去っても 何も変わらず流れ続けている。 ◆人の営み 昭和48年の閉山…

和宏さんの花巡礼「赤物」 空木

明日は晴れて 強い日差しが降り注ぐ。 でも午後ニワカ雨には注意だな。 ◆梅雨晴れ 梅雨晴れの日 かつらこさんシゲさんと 銅山峰を訪れる事とした。 午前は穏やかそうですね。 ◆寄り道 展望所でシゲさんと合流。 ここからは瀬戸内海が一望出来る。 日本最大の…

芒種の梶ヶ森遊山 結

「上がってもぉや」 岩の間を抜けると 頭上の岩棚に社が見える 弘法大師ゆかりの御影堂を仰ぐ。 ◆橅の森へ 御影堂を越えれば ブナが根を張る森に入る。 この頃の若葉輝く広葉樹林は美しい。 さあ もうすぐ頂上部だ。 ◆Teruyo's Restaurant teruyoさんとホー…

芒種の梶ヶ森遊山 転

「ここには ヤマナシがあるがよ」 この山域には古の人の関わりを 感じる場所が多く残っている。 ◆一本立てる 「レオ 休憩でぁ」 この宿坊跡もかつては 信者や登山者で賑わった場所。 今は静かになった奥の院。 人の造形も良いものだと思う。 ◆深山幽谷 人の…

芒種の梶ヶ森遊山 承

沢の音が聞こえる。 「滝があるがぁ」 レオが頑張っているのは きっと水遊びしたいのだろう。 ◆龍王の滝 私が四国で最も好きな滝 龍王の滝は今まで雨が少なく いつもの迫力はなかった。 でもこれも正常な自然現象 今日の一期一会の風景だと思う。 レオは十分…

tochikoな山歩き 嶺北の棚田

木々の緑が眩しい季節梶ヶ森への道の途中にある 八畝(ようね)の棚田も 小さな苗が揺れていました。 南大王川を挟んで 向こう側に見える棚田は 怒田(おんだ) 人間が積極的に自然に関わり作られた景観ですが稲を育てるには 大型の機械も入らずご苦労が多い…

芒種の梶ヶ森遊山 起

四国地方は梅雨入りし 約45日の雨の節に入ったが 今週末の梅雨前線は活動が弱く 明日は晴天が期待できそうだ。 ◆梅雨晴間 梶ヶ森は行っていないという teruyoさんのリクエストに応えて 和宏さんtochikoと四国山地に分け入った。 ◆里山のこと 大豊の道の駅で …

和宏さんの花巡礼「三嶺」 口福

高知県における最高地点 標高1,894m三嶺の頂に立つ。 国土地理院は「みうね」だが 高知県では「さんれい」と呼ぶ。 ◆女神の庭 四国の殆どの高峰は笹に覆われ 特に三嶺から西熊山の稜線は 急峻な地形の上にあるため 足の弱い鹿はなかなか入りづらい。 そして…

和宏さんの花巡礼「三嶺」 女神

「河童ちゃん 三嶺は4年ぶりやろか」 そうですか和宏さん。 でも頂上部は何にも変わってませんよ。 ◆一過性であること 叱られるかもしれないけど かつて笹の藪漕ぎで苦労した稜線は 鹿達のお陰で随分歩きやすくなった。 それは人の寿命で見たら 異常な変化か…

和宏さんの花巡礼「三嶺」 合流

カヤハゲの山頂に立つ。 今日は本当に気持ちがいい風が吹く。 白髪山を発ったシゲさんに連絡したら あと1時間ぐらいかかるらしい。 ◆のんびり行こう 食事を共にするのであれば 先に進むよりどこかで待ちましょう。 風を避けた鞍部で今年花数の多い ミツバツ…

のろやまさんと奥物部遊山 懐に入る

山の朝はおじやがいい。 消化もいいし残り物が片づく。 何よりご飯は体の芯から温まる。 ◆焚火のあと 米の旨さは焚火おかげ 今回も上手く終わることが出来た。 でも火起こしより消火の方が気を遣う。 ◆次の遊山へ 今日白髪山から三嶺に上がる シゲさんご夫婦…

のろやまさんと奥物部遊山 火を操る

是非これを使って下さい。 火を熾すには風を操ることが大切。 「効果絶大ですね 目からウロコですわ!」 ◆集まったこと 今回は北から三嶺を越え ホリー君が駆けつけてくれた。 「のろさんお久しぶりです」 前回は雪の塔ノ丸だったね。 ◆口福を頂き大気に還す…

のろやまさんと奥物部遊山 森に還る

かつて沢登りを楽しんだ 長笹谷は数年前の土石流により 風景が一変してしまった。 しかしそれも正常な自然現象だと思う。 ◆ヌル谷のナロへ 長笹谷を渡り 25年通い続けた居場所へ 最後の急登を登り返す。 ここ数年でこの森は変わったが 森の聖地を護る大きな…

のろやまさんと奥物部遊山 木洩れ日

水木の花が風に揺れる。 日差しは夏に近づいているが 林道には時折強い風が吹き抜け 今日は快適に歩くことが出来そうだ。 ◆四方に風 葉の水を蒸発させて 木々は大地から水を吸い上げる。 その際奪われる気化熱によって 森の気温は下がる。 ◆空木咲くころ 香…

のろやまさんと奥物部遊山 分け入る

四国は日差しが降り注ぎ 昼間は暑くなりそうだが 午後は上空の寒気に注意を要する。 ◆寒気のこと 大阪ののろやまさんと合流し 高知での用事を済ませて奥物部に向かう。 空には予想図のとおり絹雲があった。 朝夕は涼しそうですね。 ◆寄り道すること 今回出発…

河童の道具箱 テント泊のすすめ

この度高知岩と雪は テント泊未経験者を優先する テント装備レンタルなどによる 支援サービスをはじめました。 ◆気づきを頂いたこと きっかけはある山行で 「金銭的にテント泊は・・・」 と仰る若い登山者に出会ったこと。 うちに沢山あるやんか! テントや…

和宏さんの花巡礼「大川嶺」 口福

「三角点タッチ!」 朝ご飯を眠って食べなかったルイは シャリバテで車で寝ていた(苦笑) ◆森へ下る ツツジたちの風景に満足し 再びブナ達広葉樹の森に下り お昼を広げることとした。 ◆とっておきの場所 ここブナ林の湧き水が流れる谷筋は オープンキッチン…

tochikoな日常 遊山と口福

ほんとうに 久しぶりだった山歩き いつの間にか陽射しは初夏のようで 太陽がたまらなく眩しい一日でした。 さて、お疲れさんの夜の部は Tomiさんと乾杯 土佐料理といえば まずは魚でしょう!なら、ここしかありません(キッパリ) 前日に予約の電話を入れる…