猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

和宏さんの花巡礼「大川嶺」 青空

思わず駆け出す Tommyさんとルイ。 それほど気持ち良い日だった。 ◆躑躅の園へ 笠取山、大川嶺、美川嶺など 標高1500m前後の山頂が連なる 大川嶺の広大な台地状の山頂部は ミツバツツジの群生地として知られる。 ◆笹歌う道へ 私たちは最高地点 笠取山まで歩…

和宏さんの花巡礼「大川嶺」 新緑

目が覚めたかい。 ルイはカナヘビを捕まえた。 河童ちゃんの子供の頃には コイツも町にいたんだがなぁ。 ◆休むこと 休憩に車を停めて 目指す大川嶺を眺める。 新緑が良さそうですね。 「あれは中津明神山です」 ◆新緑のこと 山間集落を過ぎスキー場を越え 大…

和宏さんの花巡礼「大川嶺」 国道

この週末の四国は 高気圧が張り出して 穏やかに晴れるだろう。 ◆分け入ること 久しぶりにtochikoが休める週末 兵庫のTommyさんをお誘いして 花を求め清流仁淀川を遡った。 ◆頂くこと 「朝ご飯は道の駅に寄りましょう」 便利なコンビニも良いものだが 地元で…

和宏さんの花巡礼「銅山峰」 口福

西赤石山と西山の鞍部 古の峠「銅山峰」に上がり 風が変わり視野が開ける。 ◆弔うこと 標高1,294mの峠越えは 風雪のため行き倒れた者のもあり 峰のお地蔵さまは三界万霊 その無縁仏を祠ったものである。 ◆満足すること 「ピンク色が見えませんね」 アケボノ…

和宏さんの花巡礼「銅山峰」 回復

「ツガザクラ咲き始めやろか」 この人為による環境の変化は ツガザクラやアカモノを呼び 日本高山性植物の南限となった。 ◆移ろうこと 条件の良い所は強い種が根を張り 弱い種は条件の悪いところに追いやられる。 植物はずっとそれを繰り返してきた。 ◆弔う…

tochiko居ぬ間の一輪挿し 古風

ウツギ(空木) ユキノシタ科 ウツギ属 花言葉;「古風」 「風情」 日本各地の山野に自生する 高さ1〜2mで樹皮は淡褐色・鱗片状 幹が中空なための名。 初夏、鐘状の白色五弁花をつけ 球形の朔果(さくか)を結ぶ。 生垣などに植える。 材は極めて固く木釘に…

和宏さんの花巡礼「銅山峰」 街跡

地質調査であたった水脈を 生活に利用したと言われるわき水。 地中に残ったダイヤモンドの先端が名の由来で 今も澄んだ水がこんこんと湧いている。 ◆ダイヤモンド水 「一本立てようや」 飲んでも顔を洗っても気持ちがいい。 ここは休憩所として整備されてい…

和宏さんの花巡礼「銅山峰」 遡る

別子銅山は元禄から昭和までの 約280年間に銅70万トンを産出した 最深部海抜下1,000m全長700kmの坑道に至った 当時世界最大規模の鉱山だった。 ◆暮らした跡 その経営を一手に行った住友家は 日本を代表する巨大財閥となり 最盛期は1万人がここに暮らしてい…

和宏さんの花巡礼「銅山峰」 合流

梅雨前線が現れたものの 四国の梅雨入りはまだ先の様で この週末は晴天に恵まれそうだ。 ◆快晴の週末 立夏最後の休日に ホーリー君となおこを誘い 稜線に咲く花を求め 法皇山脈を訪れる事とした。 ◆嶺南に抜ける 日本最大の活断層「中央構造線」が 巨大な力…

立夏の梶ヶ森遊山 遊山

隠れ家で乾杯。 遊山とは四季折々の風景を求め ちょこっと歩いて旬の幸を頂く。 日本人はその程度が良いように思う。 ◆春の食材 いつものように和宏さんは 春の幸の数々を構えてくれた。 「今年は鰤が豊漁やき」 ハナニラとイタドリは油炒め タケノコとコシ…

立夏の梶ヶ森遊山 霧中

「わぁ〜! びっくりした!!」 肉食で吸血虫も捕食するヒキガエルを 山のお母さんは「お客さん」と呼んでいた。 ◆雲の中へ 幻想的な風景を醸す雲と霧の違いは 地面に達しているか否かで分けると言われるが 山の霧は雲と呼んでよいのではないか? ◆頂上へ 梶…

立夏の梶ヶ森遊山 若葉

龍王の滝から急登に入り 新緑に覆われた沢に添って 再び広葉樹林に分け入る。 ◆立夏に入る 夏のはじまり 木々の緑をわたる風に 太陽のきらめきに 夏の初めの心地よさを感じる頃。 ものうい晩春から さわやかな初夏へ 自然の感じもがらりと変わる。 ◆信仰の山…

立夏の梶ヶ森遊山 水音

「あっ! 蟹 かにっ! こっちもおるで!!」 沢蟹が雨を喜ぶように たくさん登山道に出ていた。 ◆杉林を歩く 人工林もきちんと整備すれば それなりの生態系が生まれる。 それは里山も同じ事で 人の関わり方が問題だと思う ◆滝へ下る 植林の向こうが明るくな…

立夏の梶ヶ森遊山 兆す

厚い雨雲を伴う前線が 通過する週末の四国の高山は 雷雨にも注意をしなければならない。 ◆雨上がること 気圧配置を確かめながら 和宏さんと行き先を悩んだ週末 森歩きが大半を占め避難小屋のある 梶ヶ森に行く先を変更することにした。 ◆吉野川のこと 吉野川…

下見にゆく

四国は晴れて温かそうだが やや不安定な気圧配置だなぁ まあ偵察だから午前中勝負としよう。 ◆仁淀川を遡る 仲間との花巡礼の下見に 和宏さんと仁淀川を遡り 四国山地に分け入った。 椎の花が少ない様に感じますが 今夏の雨はどうでしょうね? ◆新緑のトンネ…

小屋開けの遊山

平成29年4月27日 剣山頂上ヒュッテは 今シーズンの小屋開けを迎えた。 ◆ご挨拶に上がること GWの混雑を避けた休日 なおことホリーくんを誘って 和宏さんと挨拶に上がることにした。 ◆芽吹きのこと 剣山の山麓を覆う 広葉樹林は芽吹き始めていた。 「新緑はも…

tochikoなGW 御結び

日本で最大の面積と 貯水量を持つ琵琶湖 このほとりに大好きな家族が暮らしています。 連休はその家族に会いに行く それを励みに仕事を頑張りました(苦笑) さて 最初に訪れた琵琶湖博物館の中で ルイとレオに見せたかった水族館 魚の目線で琵琶湖の生態系…

それ行け!!小猿近江遊山 焚火と遊ぶ

そろそろ私の出番だろう。 焚火を熾すぞ〜! 薪を集めろぉ〜!! 孫猿はこれを楽しみにしていた。 ◆薪を積むこと 空気の流れを考えて薪を組み 小さい枝から燃やすのがポイント。 目指せマッチ一本で飯を焚く男! ◆火を熾すこと 今回ルイとジュンは 火吹き竹…

それ行け!!小猿近江遊山 山麓で遊ぶ

おはよう よく眠れたかい? おさむが早起きして構えてくれた サンドイッチをお腹いっぱい食べて フィールドに飛び出すぞ! ◆近江の裏山へ おさむが子供たちのために 選んでくれたキャンプ地は 近江のとある山地の山麓だった。 ここでいよちゃん一家と合流 (^…

それ行け!!小猿近江遊山 友達と遊ぶ

「さあこれからが本番!」 琵琶湖大橋を渡りいさむ達の元へ。 この再会の時を指折り待っていた。 ◆近江の家族の元へ 学生の頃ケービングと出会った弟は ロープテックジャパンを起業し この日本の原風景の中で家族と暮らし始めた。 ◆進撃の小人 孫猿たちを迎…

それ行け!!小猿近江遊山 水族と遊ぶ

草津市烏丸半島の琵琶湖湖岸に 水族館を含め多彩な展示がある 湖をテーマにした日本最大規模の博物館へ。 ◆琵琶湖博物館 琵琶湖が形成された歴史を学ぶ考古学博物館 太古から関わる暮らしを知る民族博物館と 水族館の3つのブロックがある琵琶湖博物館。 私…

それ行け!!小猿近江遊山 連休と遊ぶ

高気圧がどっしり座り GWの本番は週末まで 穏やかな天気が期待できそう。 ◆土佐を発つ 3日からの大型連休は 近江を舞台に孫猿たちを連れて 弟夫婦家族と遊ぶことにした。 さあ!出陣じゃぁ〜!! ◆大型連休のこと 土佐を夜明け前に発つ。 過疎地から行楽地に…

ろくべえさん歩禅の道「白髪分岐」 結

日没後気温が急に下がる この時期朝夕の防寒対策が肝心。 テントで二次会にしましょう。 ◆三日月の夜のこと 穏やかな夜だった。 話が弾み腹が捩れるほど笑った。 お月様も夜空で笑っていらっしゃる。 ◆夜の鹿のこと 陽が沈む 暗くなったら眠ればいい = 歩禅…

電脳秘書ちいからのお知らせ

土佐は桜の季節も終わり いよいよ始まった大型連休に 河童とtochikoは孫猿と共に 滋賀遠征に発ちましたので 猿板は土曜日までお休みします。 キチキチのお店は、GW中通常営業はお休みですが 3日、5日はご予約が入っています。 なので、お休みの日は近場で美…

ろくべえさん歩禅の道「白髪分岐」 転

白髪分岐山頂に立ち でっかい三嶺が目の前に座る。 「ここで満足しました」 そうですね 私も同じです。 ◆テン場に下る 多くの山に登頂すること 写真を撮ったり花を愛でたり 山での楽しみは人それぞれ。 この山域も30年近く通い詰め 沢という沢や獣道まで分け…

ろくべえさん歩禅の道「白髪分岐」 承

剣山に続く稜線が見えた。 この山域はテント指定区域はなく どこに張っても咎められる事はないが 個々の良心は求められる。 ◆眺望良し 森を抜け笹に覆われた 白髪山の頂上部に出る。 昨日の雨と風で空気が澄んで 太平洋まで望むことが出来た。 ◆白髪山の登り…