猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ろくべえさん歩禅の道「白髪分岐」 起

高気圧に覆われ穏やかな晴天 稜線にテントを張る絶好のチャンス。 だが朝晩の冷え込みには要注意。 ◆古巣に向かう ろくべえさんと前日まで悩んだ 今週末の行き先は先週に引き続き 奥物部白髪山界隈で決めることとした。 困ったときの白髪山(笑) ◆霜止出苗(…

穀雨の白髪山遊山 空

お腹も心も満たされた山の休日 下界でどんな仕事や生活をしようと 全く関係なく付き合うことが出来る。 登山は本当に良いものだと思う。 この日なんとか雨は免れたが 雲はずっと不安定であることを示していた。 私は五月とはこの様なものだと思っている。 さ…

穀雨の白髪山遊山 結

剣山から延びる縦走路の 交差点「白髪分岐」に上がり いったんザックを下ろした。 ◆空模様を伺う お昼は小屋にしますか それとも表でやりましょうか? この時天気は微妙だった。 ◆臨機応変 「もう少し歩いてもぉや」 今回カヤハゲは思いきり 剣山方向に歩く…

穀雨の白髪山遊山 転

剣山から伸びる 縦走路の分岐に出たとき 雲は寒気の訪れを告げていた。 ◆白髪山山頂 登山口から約1時間で 笹覆われた白髪山の頂に立つ。 風に笹がサラサラ歌う ここはいつも気持ちがいい。 ◆三嶺を望む 三等三角点がある山頂は 絶好の三嶺ビューポイント。 …

穀雨の白髪山遊山 承

まずは標高差300m ゆっくり登っても1時間の行程。 この手軽さが白髪山の魅力だろう。 ◆何のための納税か? しかし この木の階段・・・。 作りっぱなしで放置しているため 土が流れて障害物競争状態。 折角の手軽な登山が台無しだ。 ◆森歩き 今期四国の高山は…

穀雨の白髪山遊山 起

前線が過ぎ雨が上がり 大陸から高気圧が張り出す 寒気がどこまで下がるかだな。 ◆雨上がり 「ありゃ 雨が降りだいた」 兵庫のTommyさんご夫妻と合流し 今週末は奥物部の山を訪れる事にした。 物部の方は明るいから大丈夫ですよ。 ◆穀雨の入り 稲や麦などの穀…

孫猿遊山「奥物部の森」 焚き火

さあ始めようか 君が待ちかねた火遊び マッチから始まる豊かな時を。 ◆火を操ること 最初から大きい火は出来ない。 だから小さい枝から始めるんだ。 春先は雪が落とした槇が沢山ある。 そして火を熾すことは 風を操ることが大切。 火は酸素で元気なり酸素は …

孫猿遊山「奥物部の森」 森遊び

先人が名付けた「ヌル谷のナロ」は 南佐織ファンの大学生によって 「さおりヶ原」に変わってしまった。 ◆奇跡の平坦地のこと ここはV字に破断した箇所に 流れ込んだ沢が土砂を運び込み 長年かけて形成された平坦地(ナロ)。 ◆道具を使うこと 「沢で水汲んで…

tochiko居ぬ間の一輪挿し 決心 

シャガ(射干・著莪) アヤメ科 常緑多年草 花言葉 「反抗」「決心」「私を認めて」 人家近くの雑木林の木陰など やや湿ったところに見られる。 中国が原産地と見られており かなり古い時代に渡来した 「史前帰化植物」と考えられている。 染色体が3組ある…

孫猿遊山「奥物部の森」 沢の音

「・・・・・。」 滅多に会えるもんじゃないよ。 四国のツキノワグマは小さくて 先に気づいて逃げちゃうと思うよ。 ◆長笹谷のこと 林道を離れ森に分け入り 山道はいったん長笹谷へ下る。 ここはお母さんが子供の頃 沢登りして遊んだ場所だよ。 ◆登り返すこと…

孫猿遊山「奥物部の森」 芽吹き

ルイ 着いたぞ。 「昼寝じゃないき ボクは居眠りやき」 まだ寝ぼけてるな (苦笑) ◆歩き出すこと いつもの林道を歩きはじめた。 ルイはここ2回目になるかね。 「あぁ・・・そうそう!」 まだ1年生やったもね(笑) ◆命のこと 林道は日当たりが良く まだ冬枯…

孫猿遊山「奥物部の森」 ゆく道

寒気を伴った低気圧が通過 日差しあっても天気が急変し にわか雨や雷雨に注意が必要。 午前中が勝負やなぁ。 ◆構えること お兄ちゃんの初テント泊に 古巣奥物部に行くことにした。 まずは自分の荷物のパッキング。 一泊だから色々あるろう。 高知市内は快晴…

仁淀の咲くら遊山2017 追記

春の嵐が去った後 和宏さんに誘われて 再び仁淀の桜を訪れた。 ◆花桃を求めて 和宏さんお気に入りの 花桃咲き乱れる上久喜集落へ。 花の聖地の入り口にある 久喜集落も見事な風景だった ◆桃源郷「上久喜」 この谷筋最深部の里人が 旧吾川村の新名所にと 15年…

仁淀の咲くら遊山2017 土居川

さあ 公園に行こうか。 「お〜っ! 遊ぶ遊ぶ!!」 子供は花見より遊びだろう (^_^) ◆旧池川町へ 仁淀川水系で最も美しい 土居川の河川敷には 清流に向かって枝を伸ばす ソメイヨシノ並木がある。 ◆北浦ふれあい公園 川に沿って整備された親水公園は 子供た…

tochiko居ぬ間の一輪挿し 温和

びわ(枇杷)バラ科 花言葉:「温和」「治癒」 中国原産のバラ科の常緑高木。 果実を食するだけでなく 古くから薬用として用いられる。 やはらかな紙につつまれ枇杷のあり 篠原梵 この花の日記:tochikoな日常 花時

仁淀の咲くら遊山2017 桜集落

晴天下の満開も良いけど 私は桜には雫が似合うと思う。 特に雨粒纏う山桜は美しい。 ◆ひょうたん桜のこと 桜を守り集落の名を桜とした 旧吾川村の山間集落は今年も 見事な桜色で迎えてくれた。 この山里を見守ってきた 根元廻り6m 樹高21m 推定樹齢500年の…

仁淀の咲くら遊山2017 仁淀村

この村の長をしていた祖父が 深く関わった大渡ダムに至り ダム湖畔に植えられた満開の桜が 私たちを迎えてくれた。 ◆故郷に帰ること 私の花見は墓参りでもある。 お爺ちゃん今年も帰ったよ 貴方の命は玄孫たちに継がれている。 ◆市川家のしだれ まずは別枝地…

仁淀の咲くら遊山2017 仁淀川

週末に前線が通過する気象図。 日曜に晴れマークが出たが 土曜の午前中は不安定ながら 山間部は雨を避けられると読んだ。 ◆孫猿と 仲間との花見はリセットして 孫猿2匹を引き連れて 私の故郷仁淀川町に向かった。 どんな一期一会が待っているか? ◆川を遡る …

孫猿と春分の家から遊山 鎮

家から歩いて2時間半で 標高306m鷲尾山の頂に立つ 子供とのハイキングにもいい山だ。 ◆海を望む山 「うわぁ〜 海 海!!」 山が海岸に迫る土佐らしく 眼下の土佐湾の向こうに でっかい太平洋が輝く。 ◆オープンキッチン 歩いて来たから 大人は気兼ねなく乾杯。…

孫猿と春分の家から遊山 継

「おっきいねぇ!」 カタツムリも 冬眠から目覚めたようだ。 ◆鞍部に下る 皿ヶ峰から鞍部に下り 鷲尾山へ最後の登りに入る。 「よし 一本しよう」 「これ何?」 これは日陰が好きな花。 ◆最後の登り 遊びながらでも 歩きはじめて2時間が過ぎ そろそろ疲れが…

tochikoな山歩き 芽生え

久しぶりに見つけた 白いたんぽぽ 子供の頃たんぽぽと言えば白 今では何故か珍しくなりました。 家から遊山が好きなのは 裏山の四季を感じられるから アセビの米粒も満開(^^) どんぐりもほら ここに根を張ると 決めたようです(笑) トサミズキは 土佐の春を…

孫猿と春分の家から遊山 転

さあ山はあと一つ。 ザック背負って行こうか。 「うわぁ・・・」 ◆火事のあと 「乾燥しちょったきね」 私が子供の頃の皿ヶ峰は よく山火事を起こしていたが 何年ぶりの風景になるのだろう。 しかしこの焼け跡から 山菜の豊かな恵みを得られることを みんな知…

孫猿と春分の家から遊山 承

やっと桜が咲き始めた。 「去年はとおに満開やったにね」 そうやね。 今年は寒さが長引いたね。 ◆咲くら 日本では殆ど報道されないが 最近欧米など大陸が冷えている。 私は何か人の考えと違う方向に 自然が動いている様に感じてならない。 ◆庶民の墓所 薄暗…

孫猿と春分の家から遊山 起

桜遊山を次週に延期した休日は 孫猿たちと春の始まりを求め 家から遊山に出かけることにした。 ◆自分で構えること まずは昼の食材選び 「ボクこれが好きながやき!」 ゆっくりスタートできるのも 家から遊山の良いところ。 「お菓子も買っていい?」 いいけ…

河童の道具箱 登山靴選び

ルイの登山靴の更新に出かけた。 体重の軽い子供だからこそ きちんとサイズを合わせないと 転倒など事故のリスクが高くなる。 ◆何より大切なもの 最近子供の道具に関して それなりの作りのものがあり また靴に関しては選択肢が少ない。 ついでにザックも大き…

和宏さんの花巡礼2017「寒峰」 温かさ

足下の悪い急登を約一時間登り 稜線に続く尾根の平坦地に上がる。 ここならお昼に出来そうだ。 ◆荷を下ろす 「ルイもよく頑張ったね」 山を幾つか登る経験を積み あの幼かった足取りは 大地を踏みしめる様になった。 ◆利他心 幾つか危険な場所もあったが あ…