猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

tochikoな山歩き 言の葉の宿る

山麓のツルアジサイと共に山頂に生きるコメツツジが咲きました。 今日は久しぶりに逢える ろくべえさん、かおさん 近況を語り合うのも楽しみ(*^_^*) そして 山神さまにずっと伺いたかった あの話も楽しみです。 春に見た 川井峠からの剣山 山々の向こうの霊…

夏至の入り剣山の弐 はずむ時

ホタルブクロが咲いている。 下界のホタルはそろそろ終わり 山ではヒメボタルが舞い始める。 ◆道すがら 私は今週2回目の剣山で 山の盟友との久しぶりの山行。 ヒュッテでの宴が楽しみだ。 ◆山法師と鳥居 tochikoは久しぶりの山泊。 前日あれやこれやと悩んだ…

夏至の入り剣山 荷揚げるもの

頂上に近づく毎に 雲の中に入ってゆく。 「霧雨になったね。」 ◆静寂のとき 霧の中に立つ鳥居を潜る。 平日の山の静けさの中に カッコウの鳴き声が響いていた。 ◆静かな山小屋 お昼前に着いた山小屋に 登山者の姿はなかった。 しかし山小屋の仕事は 切れ間無…

夏至の入り剣山 心はずむこと

「23日に剣山頂ヒュッテで一泊し 翌日次郎岌へ足を延ばそうかと思っていますが おすすめルートはございますか?」 嬉しいメールが猿板に届いた。 ◆大雨のあと 「結構降っちゅうねぇ」 濁った祖谷川は水量を増し 四国山地北側の雨量を知らせていた。 ◆たまに…

芒種の終わり梶ヶ森 霧

ヤマアジサイが咲き出した。 私は町に咲くアジサイより こちらの方がずっと美しいと思う。 ◆自然林で ツツドリの声が響く。 自然林は植生が豊かで 命に満ちあふれている。 ◆水の中で 特にこの季節 街で不快に感じる湿気も 山に入ると気持ち良く感じる。 雲、…

tochikoな里帰り 笑顔繋ぐ 後編

次は田んぼ行ってみる? 「行く行くー\(^^@)/」 あ、あの田んぼや! 生き物がいっぱい。 おたまじゃくしも! 弟のれおは何でもとりあえず触ってみる。アカハライモリ はいって渡されても・・・私はえいわ(汗 水田の蜘蛛やね。 あの時の枯れ草が 水の中で…

tochikoな里帰り 笑顔繋ぐ 前編

今年の1月 るいとれおが 実家の農作業を手伝ってくれました。 その時の母の笑顔を ずっと覚えてくれていたようで 「またお手伝いがしたい」 そう言ってくれていました。 この週、ホタルが飛び始めたとのこと。 姉夫婦も帰ってくるし 梅も収穫の頃を迎え ち…

芒種の終わり梶ヶ森 水

「なおこちゃん 滝を見ていかんかえ?」 龍王の滝登山口は貸切だった。 でもこの天気予報では賢明な判断だろう。 ◆雲の中へ 「山頂は雲の中やね」 そうですね。 でも雲の流れは静な様子。 ◆山滴る 古くから人が関わる梶ヶ森は 整然と並ぶ杉林の道から始まる…

芒種の終わり梶ヶ森 雲

太平洋高気圧が停滞し 本格的な梅雨に突入しそう。 ただ今週末四国は 雨雲は瀬戸内側を流れそう・・。 ◆雲が知らせること 和宏さんとなおこと共に 四国山地の南側にある梶ヶ森を訪れた。 「こっちの雲は薄い様だね」 ◆吉野川に沿う 大豊町の山間に架かる雲は…

河童な夏祭り2016 はじまり

メインパートナーちふれ化粧品と 多くの支援を頂いた方を背負って 今年もとらっくよさこいの暑い夏がはじまる。 今年のテーマは「御喜楽貫々」 どんな苦境や辛い出来事があろうとも とらよさのスタイルを貫き通す。 今年は昨年のいよに続き SARUからのぞみも…

河童の道具箱 いいね!

ガソリン派の私が 気になっていたストーブを 昨年和宏さんのお誕生日に プレゼントした。 ◆SOTO:レギュレーターストーブ ST-310 マイクロレギュレーターで 低温による火力低下を起こす カセットボンベの弱点を解消し 火力は2.9kW(2,500kcal/h)と十分々。 直…

和宏さんの花巡礼「銅山越」 山滴る

ジーッ ジーッ… ゲーキョ ゲーキョ… 春一番に森に現れ鳴き始める ハルゼミもそろそろ終わりかな。 ◆移ろうこと 稜線近くで山法師が咲いていた。 秋に天に向かって熟す苺色の実は 果実酒にしてもイケるんだなぁ〜♪ ◆祀ること 標高1,294mの銅山越は 風雪のため…

tochikoな山歩き 道

「ここにも軌道があってね」 帰り道 和宏さんが未だ見たことのない この場所を教えてくれました。 知られざる闇の世界 この山域に人が生きた証 この花も証のひとつ。 「まだ先に沢山咲いていましたよ」 すれ違う登山者が教えてくれました。 この花も過去へと…

和宏さんの花巡礼「銅山越」 顧みる

「アカモノも見納めやね」 この人為による環境の変化は ツガザクラやアカモノを呼び 日本高山性植物の南限となった。 ◆弔うこと その森を失い発生した山津波や 焼鉱窯の飛び火による火災の犠牲となった 多くの魂は山域を見下ろす小高い山の上に築いた 蘭塔婆…

和宏さんの花巡礼「銅山越」 水の事

地質調査であたった水脈を 生活に利用したと言われるわき水は 地中に残ったダイヤモンドの先端が名の由来で 今も澄んだ水が訪れる者を潤している。 ◆残されたもの この橋の対岸一帯には 精錬して銅を採った後の 酸化鉄が熔岩の様にせり出し 精錬所があった事…

和宏さんの花巡礼「銅山越」 街の跡

足谷川に沿う銅山峰までの行程には 元禄から大正5年まで225年にわたる間の 無数の別子銅山産業遺跡が山中に眠っている。 ◆変わること 人や馬車が往来した道は 広く勾配も緩やかで登りやすい。 かつて一帯は禿げ山となっていたが 年々樹木が成長している事を…

和宏さんの花巡礼「銅山越」 卯の花

6月4日四国は梅雨入りし 不安定な天候が続いているが まだまとまった雨は降ってない。 ◆瀬戸内海へ出る 「天気予報外れまくりやねぇ」 日曜日に予定していた 遊山は土曜日に変更となった。 前線は気まぐれだから仕方ないね。 昨日の雨天から回復に向かい 山…

河童な夏祭り2016 別涙

「とらっく」の立ち上げは 運送業界のイメージアップ。 安心安全のトラック運送 愛される緑ナンバーだった。 そんな最初の想いを 「とらっく」に14年ぶりに帰って来て 彼の汗を見て思い出した事を覚えてる。 38億年前生命は命を繋ぐために誕生し 種は絶滅す…

tochikoな日常 梅雨の彩り

四国も梅雨に入り 空の色も花の色も 空気の匂いも変わってきました。 繁忙期もどうにか乗り越え 明るいうちに歩いて帰宅すると 梅雨には梅雨の出会いがありました。 桑の実にカタツムリ いつの間にか銀杏の実もこんなに(^^) おっとサギにも! 今頃山ではコメ…

和宏さんの花巡礼「川井峠」 神の懐

古くから人が関わった山域には 他の神様がいらっしゃる山もあり 色々歩いてみるのも楽しいかもしれない。 ◆山の神 石を積んだ古い祠がある。 ここで炭焼きや狩りをしてきた 里人が祀ったものだろう。 いい佇まいだよなぁ・・・。 ◆神の道 日本の古神道におい…

和宏さんの花巡礼「川井峠」 常磐木

「東宮山へ上がりませんか」 しだれ桜が咲き乱れる山里は 頂に2つの神社を持つ山があると言う。 ◆再び峠へ 秘境と言われる木屋平地区の R438号にある川井トンネルを抜け 標高約700mの川井峠に再び車を置いた。 ◆神々の山 東宮山(標高1,091m)は 徳島県神山町…

和宏さんの花巡礼「川井峠」 紅芍薬

落葉せず土壌が乏しい 薄暗い風景になる杉林にも 根を張る小さな命がある。 ◆植林を登る 「これはなかなか・・・」 登山道じゃないから 仕方ありませんよね(苦笑) ◆稜線に出る 馬酔木が現れ 稜線が近いことを告げる。 しばらく尾根道を進み 幾度か沢筋を越…

和宏さんの花巡礼「川井峠」 花卯木

「明日シゲさんお勧めの 花の群生地を見に行きます」 年度最大の多忙期に入る前に 思い切って仕事サボっちゃえ! ◆路傍の若葉 待ち合わせ場所に向かう国道で 白変したマタタビの葉が目にとまった。 なおこちゃん。 少し猫の土産にもらっていくか。 ◆しだれ桜…

小満の剣山遊山 結

コヨウラクツツジが咲いている。 亜高山の酸性土壌や蛇紋岩地帯に生え 枝は輪生状に分枝し高さが2〜3mになる。 口紅の様なかわいい色の花だ。 ◆雨もよし 山頂に近づき霧が深くなり 柔らかい光が私たちを包み込む。 雨と霧は命の姿を際立たせる。 ◆居場所に帰…

tochikoな山歩き 雨に踊る

鳥居横にあるヤマボウシ 小さな集合花が見えます。 優しい雨の始まりでした。 森の中では雨粒も感じない程でしたが ゴアの雨具を着た3人の子供達が 追い越して行きます。 「こんにちは〜!」 体温を奪われやすい子供達に 装備は大切ですね。元気だなぁ(^^)/…

小満の剣山遊山 転

「ミツバツツジが咲いちゅう」 薄暗いモミ林に咲いたツツジが 鮮やかな色を添えていた。 ◆樅のこと 谷筋に向かい切れ落ちる 急峻なガレ場は風雪が強く その厳しい環境にモミは根を張り 低木たちを守っている様に見える。 ◆雨が降り出す 西島リフト駅に近づい…