猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

土佐山探梅の遊山 里人の想い

第26回目になる梅まつり 今年も地元の方々が お店を開き迎えてくれた。 ◆野宴を広げる 私たちは街で頂いたお金は 出来るだけ行く先で使う様にしている。 今日もお寿司や桜餅、お酒など頂いた。 お酒を召されない和宏さんが 「どうぞ吞んでや」って ・・・m(_…

土佐山探梅の遊山 山里に咲く

鏡川源流域の梅を求め 和宏さんとkaturakoさんと 旧土佐山村嫁石を訪れた。 ◆土佐山嫁石の梅まつり 嫁石は約1200本の 紅白の梅が咲き乱れる梅の名所。 今年も車を降りた時から 甘い梅の香りが迎えてくれた。 ◆碑に刻まれる この地は嶺南嶺北を結ぶ往還道で賑…

雨水の西熊の森遊山 風の造形

西熊山といざり峠の鞍部 オカメ岩のコルに辿り着く。 ここはいつも風が吹き上がる。 ◆風の通り道 北側は祖谷川が彫り込み 標高差約1,000m一気に下る。 この気圧差が風と雲を生み 寒気が入れば霧氷の花が咲く。 ◆一期一会 「着いちゅう 着いちゅう!」 予想し…

tochikoな山歩き カンカケ谷の精

旧正月も過ぎ 季節は春へと向かっています。 山に向かう朝 河童天気予報は小雪 前日降った雨が 山では雪に変わったようでした。 八丁分岐から左手の山側に登っていきます。 沢筋を好む栃や欅、沢胡桃などが多く その大木が道しるべ 「桂までもうすぐやね」 …

雨水の西熊の森遊山 なごり雪

源流に生きる桂の老木。 以前は鬱蒼とした風景の中に どっしり根を下ろしていたが その姿は過去のものになった。 ◆沢を詰める 桂の大木を過ぎれば 急峻な岩場の登りになる。 この道も足場が崩れはじめ 危険な箇所が増えている。 ◆風が吹く 標高が上がり視野…

雨水の西熊の森遊山 冬枯の森

初めてこの森を訪れて 30年になろうとしている。 森にしてみれば短い時間だが 風景は随分変わってしまった。 ◆八丁ヒュッテ 一本しようか。 四半世紀過ぎたこの避難小屋にも 私達の思い出が沢山詰まっている。 ◆カンカケ谷 八丁の分岐から カンカケ谷に道を…

雨水の西熊の森遊山 変化の時

冬型を西にかたよった 寒気を伴った高気圧が押す これはいい風景に出会えるかも。 ◆夜明けの風景 旧物部村に向かう R195で夜明けを迎え 山には雲がかかっていた。 いい感じだ。 ◆山里の春 深山から生まれる川は 昨日の雨で増水している。 「雪解け水やね」 …

河童の日々遊山 made in NARA

いつも楽しい提案を頂く 友人のギャラリーから 春色のダイレクトメールが届いた。 ◆St.Valentine's day 「何か欲しいものなぁい?」 tochikoのバレンタインはこれで決まり のぞみちゃんと覗いてみようか d(^_^) ◆日常使い 「自分たちが毎日履きたい靴下 履い…

雨上がりの遊山 探梅

力強い植物たちの姿と 牧野先生の心に触れて 命の洗濯をしたあとは 探梅野宴を広げることにした。 ◆花筵敷いて 梅香る公園の一画に 昨日の大雨で散った 花びらが敷かれていた。 ◆ご馳走頂いて 今日の料理長はのぞみちゃん 構えてくれるは「本川村のきじ鍋」 …

tochikoな山歩き 足音

たまには市街地の山もいいね。 五台山は植物園だけではなく 札所もあり、展望所もありの なかなか素敵な146mです(^_^)v 雪山雪山〜!と 追っかけていましたが 梅も咲いたし そろそろ花の香りが恋しくなって この週末は四国山地は諦めて 春の足音を聞きに…

雨上がりの遊山 無垢

暖かい太平洋から短い距離で 標高約2,000mまで駆け上がる 急峻で複雑な地形を持つ土佐は 辿り着いた命達に生きる場を与えた。 ◆植物大国「土佐」 日本に自生する植物の 半数があると言われる土佐。 その亜熱帯から亜寒帯性植物まで生きる 豊かな植生が土佐の…

雨上がりの遊山 春隣

土曜日の四国は大雨。 日曜日の予想図では山に入って 晴れたとしても辛いだけだろう。 ◆臨機応変 のぞみちゃんと計画していた 山行を変更して五台山に向かった。 そこにはtochikoが尊敬する先生がいる。 橋から見える剣山の方向には 厚い雲が足早に流れ込ん…

平成28年秋葉祭り 祈る心

さあ神様にお参りに行くで。 静かになった山間集落も この日ばかりは沢山人が訪れる。 ◆秋葉さまの参道 火産霊命を祀る秋葉神社の祭りは 後寛政六年(1794)から始まると言われる 土佐三大祭りの一つで露店も沢山集まる。 普賢さまで知り合ったご夫婦もお元気…

平成28年秋葉祭り 里帰り

山間にホラ貝の音が響く 土佐最深集落の一つ旧仁淀村で 火の神様を祀る秋葉まつりは 私の祖先が眠る故郷の祭り。 ◆建国記念日 今年の祭りには 初参加のなおこちゃんと ルイとレオ孫猿がそろい踏み。 「人が被っちゅうき怖くないき!」 ◆もてなす心 今年も里人…

立春の白髪山遊山 結

昼食には少し早いが 今日は雪も少ないし ゆっくり楽しむことにした。 ◆満腹より満足 「Bestじゃ終わっちゃう Betterがいいと思うよ」 八ちゃんがよく言ってた。 今それを実感しはじめたよ。 ◆湯気立てて 「今日は新年会やぁ〜♪」 今年初めての遊山だった kat…

tochikoな休日 練りの道

立春から一週間 とても暖かな一日でした。 今日は河童の祖父の故郷 仁淀川町の秋葉祭りを訪れました。 朝早くから地域の方が用意してくださった うどんやお寿司などをいただくのも このお祭りの楽しみのひとつです。 山間に木霊する 笛や太鼓の音を感じなが…

立春の白髪山遊山 転

白髪山の頂に吹く 北からの冷たい風が 南岸低気圧の動き告げる。 ◆白髪山をあとに 「もう一つ行こうか」 そうですね。 今日は順調に進んじゅうもね。 ◆縦走路のこと 三嶺に続く縦走路を進む。 山麓から風が吹き上がる稜線は そこそこ雪が残っていたが 下層は…

立春の白髪山遊山 承

白髪山は登山口から 無雪期であれば1時間前後で 頂上に立つことが出来る優しい山。 ◆森を抜ける 森の最前線樅帯を抜け 笹に被われた山頂部に出る。 ここまでは殆ど積雪はなく 無雪期のコースタイムだった。 ◆風が吹く 雲は若干あるものの まずまずの晴天が迎…

立春の白髪山遊山 起

強い寒気が流れ込み 南岸低気圧かぁ・・・。 土曜日気温が下がりそうだが 雪は降っても日曜日かな。 ◆東風解凍(はるかぜ こおりをとく) 「河童ちゃん梅が咲いちゅうで」 立春は暦の上で一年の始め 春の始めとされ暖かくなりはじめ 春の気配をほのかに感じる…

晩冬の国見山遊山 かえり道

「お腹がいっぱぁ〜い」 外飯はついつい食べ過ぎてしまう。 私は随分呑んでしまったようだ(苦笑) ◆宴のあと 日帰りは後片付けも楽で良い。 昔は毎週何が何でもテント背負って 「縦走!縦走!!」ってやっていたが 今はこんな遊山が楽しいと思い始めた。 ◆四…

晩冬の国見山遊山 口福の時

来た道を返しブナ林に帰る。 足元からはサクサクと 心地よい音が聞こえてくる。 ◆光り降り霧氷散る 春を告げる日差しを受けて 木々に付いた霧氷が散りはじめた。 「キラキラして綺麗やね」 ◆湯気立てて 「ここがえいろう」 ブナに囲まれた稜線の鞍部。 ここ…

tochikoな山歩き 暦の春

木の枝から離れた氷が はらりはらりと舞い落ちて 肌に当たる 霧氷の冷たさがしみてきます。 暦の上ではもう春ですね。 陽射しが変わったように感じます。 霧氷の美しい国見山 もうひとつ、登山道の変化も楽しい山です。 林道で標高を上げ 間伐後の二次林を緩…

晩冬の国見山遊山 共に登る

枝に残った橅の葉を 縁取る様に霧氷が生まれ 日の光に輝いていた。 ◆春の兆し 光りの春となり 気温の春が訪れて 大地が温まり啓蟄がくる。 今日は日差しが暖かい。 「風もないしお昼は外やね」 そうですね。 神様も笑っていらっしゃる。 ◆国見の頂 標高1,408…

晩冬の国見山遊山 霧氷の森

「さあ急登やね」 古くから里人が関わった 人工植林のフィナーレ 国見山名物防火帯にかかる。 ◆防火帯のこと 整然と並ぶ杉檜の間を 潔いほど真っ直ぐ登る。 湿った雪に足を取られて アキレス腱が伸びるねぇ〜(苦笑) ◆光りの中へ 息が弾み出すころ 急登の果…

晩冬の国見山遊山 雨上がり

先週奥物部の帰り道 最終集落に咲いた梅を見て 四季と共に暮らしてきた 先人の言葉を思い出した。 ◆極まれば兆す 気象庁が40年に一度という 強い寒波が訪れ梅が咲き雨が降る。 正に季節は春隣なのだろう。 ◆変化のとき 大寒の終わりは和宏さんと のぞみちゃ…