猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

河童の日々遊山 Jikonkaの服

コットンカットソー生地使用のカーディガン 藍染生地を使用した両脇を紐で結ぶ 巻きスカート風スカートなど・・・ 着心地よく体に馴染む素材で作られた Jikonkaの春夏の服が揃います。 ◆山のない休日 夏に向かうDMに誘われて tochikoの仕事のストレス…

銅山の峰の遊山 山の宴

銅山越(標高1,294m) 元禄15年(1702)別子銅山の粗銅は ここを越えて新居浜まで2日で 運びだせる様になった。 ◆往来の跡 しかし海抜1,300mの銅山峰は しばしば厳しい表情を見せ 風雪のため行き倒れた者もあり この地蔵尊はその無縁仏を弔うもの。 ◆山と海と街…

銅山の峰の遊山 手向け

元禄3年(1690)に発見された 別子銅山最古の坑道「歓喜抗」。 すべての歴史はここから始まった。 ◆歓喜抗 坑道は全長700km海抜下1,000mにおよび 江戸当時世界最大の産出量があった銅は その経営を一手に行った住友家が 日本屈指の巨大財閥となる礎となった…

銅山の峰の遊山 街の跡

ここは1690年から1973年まで 約280年間にのべ70万トンの 銅を産出した住友別子銅山の跡。 ◆接待館 要人の接待や宿泊に利用した屋敷跡。 最盛期は連日三味線の音が響いていた屋敷は 今は石垣と煉瓦塀の一部が残るだけ。 ◆小足谷劇場と別子尋常小学校 最盛期に…

銅山の峰の遊山 卯の花

「西赤石山に行きませんか?」 「行きます (*^^*)」 カナちゃん速攻で返信 (^_^)ゞ ◆特異な地形 日本最大の活断層「中央構造線」が 巨大な力で瀬戸内海の海抜0mから 一気に標高1,800mまで大地を持ち上げ 造り上げた山塊が伊予の法皇山脈。 ◆花の名山 松山道…

剣山から山便り

改装工事中の剣山頂上ヒュッテへ 平日独りで陣中見舞いに出向いた 和宏さんから写真が届きました。 ◆秘境の風景 午前中は雨の予報でしたが 回復の兆しが感じられる 良い感じの風景でしたね。 ◆生まれ変わる風景 お天気が悪いので 登山リフトを使ったそうです…

和宏さんの花巡礼「ケヤキ平」 口福のとき

なんとも落ち着くよね。 大地にどっしり張った根が 心の何かを吸い取ってくれて 心が軽くなる様な気がする。 ◆満足すること 森の吸血虫も増えてきたし 気持ちいい風が吹く高原で お昼にしようか。 ◆持ち寄ること 草原のさわやかな風には 青いYEBISUが似合う…

和宏さんの花巡礼「ケヤキ平」 この森の主

「河童ちゃん あった!あった!!」 tochikoが買ったばかりの カメラを投げ出し私を呼ぶ。 ◆木の子 間違いないマスタケやね。 ちょっと旬は過ぎちゅうけんど 若いところをもらっていくか d(^_^) ◆核心へ この森のヤブレガサは大きい。 それは森が深い証である…

tochikoな休日 栃の花

この週末は久しぶりに 思いっきり休んで体調を整えよう! 目的地は四国カルスト、 愛媛県と高知県との県境にある 標高が約1,400m 東西に約25kmに広がるカルスト台地。 その頂上付近から見る不入山 やっぱ存在感があるなぁ。 森に入ると 越冬芽が落ちてる落ち…

和宏さんの花巡礼「ケヤキ平」 植物の聖地

陽が透ける新緑の頃は 森の空気は新緑色に染まり 冬眠から目覚めた木々が 深呼吸する澄んだ空気を感じる。 ◆石灰の山のこと 風雨の浸食に強い石灰は 高い山として残ることが多く 伊吹山もチョモランマも石灰の山。 そして多種多様な植物が生きる花の山になる…

和宏さんの花巡礼「ケヤキ平」 石灰の台地

「風が気持ちいいね」 時々陽が差す薄曇りの空に カッコウの鳴き声が森から響く。 ◆土佐の山間から 天狗ノ森駐車場からは 遙か彼方の海まで続く 山々の重なりが眼下に広がる。 これこそ山国土佐の風景。 ◆人が造った風景 今人気の土佐和牛がのんびり歩く こ…

和宏さんの花巡礼「ケヤキ平」 向かうとき

大陸の高気圧が張り出した休日 tochikoリクエストの山に向かう。 今日は気持ち良く歩けそうだね。 ◆川の恵み 高知道を降りてR197に入り 新荘川に釣り人たちが現れる。 「川が開いたねぇ」 土佐では鮎漁解禁をそう呼ぶ。 国道に沿った田んぼには 水が張られ山…

河童の日々遊山 立夏のころ

「お昼風来屋行きませんか?」 無性に串カツを食べたくなって 和宏さんにメールを送る。 ◆清流流れる 仁淀ブルーとして有名になった 仁淀川の河口にある土佐市。 この町で生まれ育った和宏さんと この店は幼なじみのようなもの。 ◆旬を食する 昨年移転新装開…

和宏さんの花巡礼「皿ヶ峰」 口福の時

「そろそろ下ってお昼にしようや」 和宏さんが嬉しそうに呼びかける。 さあSARU口福男の出番ですね。 ◆雨に唄えば かつて沢登りで遊んでいたせいか 私は山で濡れることが不快ではない。 と言うか風を感じない雨具を羽織る事に 違和感を覚えるのかもしれない…

和宏さんの花巡礼「皿ヶ峰」 お皿の上

やがて笹床が現れる。 名に由来する平らな山容の 皿ヶ峰頂上部に出たようです。 ここらで一本しますか。 ◆雨を感じること 稜線は風が強いとしたもので 今まで木々が防いでくれた雨を 肌に感じるようになりました。 ◆静かな道 この山には四国では少なくなった…

和宏さんの花巡礼「皿ヶ峰」 花の聖地

今回の遊山は愛媛県の皿ヶ峰。 阿波のシゲさんご夫婦と待ち合わせる 登山口に向かう峠のトンネルを抜ける。 ◆新緑のトンネル 「新緑が綺麗なねぇ♪」 雨降りならではの落ち着いた色合い これが今日の一期一会でしょうね。 ◆野花の歌 今回はシゲさんのご友人夫…

和宏さんの花巡礼「皿ヶ峰」 向かう時

遊山の日はあいにく雨の予報 でも雨には雨の風景との出会いがある。 野遊びとは不便を友とする行為だと思う。 ◆川沿いを走る 仁淀川を遡り約束の山へ向かう。 「今年は椎の花付きが少ないねぇ」 katurakoさん今年は雨が少ないかもね。 ◆寄り道する 「いかん…

SARUの大型連休「小猿遊山」 刻む事

今回の河童の企みは 小猿に料理を任せて 大人はのんびりすること。 そしてハンドルはtochiko m(_ _)m ◆りっぱな小猿 「河童ちゃん 任しちょきや!」 我が小猿は頼もしいねぇ〜♪ お腹もへったし頑張ってよぉ。 ◆料ること 焚き火も熾ったし いよいよ始めるかえ…

SARUの大型連休「小猿遊山」 学ぶ時

ついに最後まで背負うねぇ いやいや たいしたもんや! もぉヘタレとは言わせないって (^o^) ◆核心へ 林道からいったん沢に下り 森への登り返しは結構きつい。 でも子供たちは身が軽いのか それとも心が軽いのか? 「よっし!着いたぞぉ〜!!」 よぉ頑張ったや…

SARUの大型連休「小猿遊山」 好奇心

色んなものが目にとまる 子供の歩幅で歩くのは楽しい。 それは気づきを与えてくれる 大人の学びの時ともなる。 ◆子供の時間 「一休みしょうか」 いつもの倍の時間 よしよし良い感じや d(^_^) ◆子供の目 「これを燃やすがやき」 ちょっと早いと思うよ (^_^;) …

SARUの大型連休「小猿遊山」 若葉色

奥物部に向かう道沿いに シャガが今年も咲き始めた。 実を結ばないこの植物は 人と共に生きてきた命。 ◆朝日差す 「新緑が随分すすんだね」 最深集落久保影に朝日が差し始め 若葉の鮮やかな色を浮かび上がらせる。 いい季節になったね。 ◆こどもの日 5月5日…

tochikoな休日 ブナの花

今日はここでお昼にしよう\(^O^)/ 林道脇で小川が流れる 気持ちいい場所を見つけました。 「見て見て!ぶなの越冬芽で」 河童に言われて足下をみると 赤い越冬芽が沢山落ちています。 そうかここはまだ芽吹いたばかりやもんね。 見上げると花が沢山(*^o^*)…

SARUの大型連休「大川嶺」 橅の元で

「ブナが咲いちゅうで」 葉の芽吹きと共に花を咲かせる 今年は花数が多い様に思う。 ◆新緑光る 「河童ちゃん ここいいね!」 tochikoが選んだ昼の場所は 大きなブナの木の元でした。 ◆口福のとき 青い空には青いビール! メインは春キャベツのパスタ。 このp…

SARUの大型連休「大川嶺」 高原の風

「久しぶりの一眼レフやぁ ♪」 嬉しそうに新しいカメラの ファインダーを覗くtochiko。 ◆大川嶺へ 人工林を抜けてブナの森へ。 晴天の春空に新緑が輝く この頃は空気も美味しく感じる。 ◆新緑始まる 大川嶺は四国山地西部にある 笠取山を最高峰とするカルス…

SARUの大型連休「大川嶺」 若葉輝く

人混みが苦手な山猿は 毎年GWは四国に引き籠もる。 そして四国にいてもお天気を観て より静かな場所に引き籠もる。 ◆連休初日のこと 「今日は良いお天気だね」 まだ膝が痛む私の車での遊山に 和宏さんのお付き合いを頂いて 仁淀川を遡り四国山地に分け入る。…

小屋開けの遊山 お届けもの

「えらい残っちゅうね!」 まるでミニ立山黒部アルペンルートですね でも掘った人は大変だったろうねぇ。 ◆居場所へ 辿り着いた剣山頂上は 厚い雲に覆われていました。 「頂上らぁ行かんでえいき」 そうですね。 私とkaturakoさんはお酒があれば・・(笑) ◆…

小屋開けの遊山 芽吹くとき

剱山お向かい丸笹山も 越冬芽が膨らむ赤色と 若葉の色が見え始めた。 ◆春の始まり 「ムシカリは早いねぇ」 花好きのkaturakoさんは 森に目を向けながら登る。 ◆ブナの森 春早く葉を芽吹かせ 花を咲かせるムシカリは 真っ先に葉を虫に食べられる それが名の由…

小屋開けの遊山 向かうとき

「新緑が綺麗になったね」 木々それぞれ色が違う パステルカラーの季節が始まった。 ◆外来種の楽園 多くの植生種が生きる日本。 この島国たどり着いた外来種を 複雑な地形と変化に富んだ気象が 生き残る場を与えた結果なのだろう。 ◆春の紅葉 「藤が沢山咲き…