猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

和宏さんの花巡礼「白い躑躅」 ブナの森

この森にいくつかある沢には ブナの花が沢山流れていました。 この森のブナも豊作のようです。 ◆ブナの花 ブナたちは4〜5年周期で 実を沢山付ける年を繰り返す。 人も生で食べることの出来る実は 栄養豊富で大きな熊をも養います。 ◆柞の森 そんなブナ科樹木…

和宏さんの花巡礼「白い躑躅」 新緑の森

枝をたわませ咲くミズキの花。 水を好む木が沢山花をつける年は 雨が少ないことが多い様に感じます。 ◆今年の風景 霊峰石鎚山から生まれ出流 面河川の水面にある「粘り」は 木々が芽吹く時分泌する「樹液」。 ◆霊山の森へ 微妙な天気予報の日曜日に 和宏さん…

八田さんの自家旅「思い出の山」 帰り道

玄米2合って食べ過ぎじゃない? 「だってお腹がへるんだもん」 旺盛な食欲はちっとも衰えていない。 これも八ちゃんの魅力なんだろう(苦笑) ◆涼風抜ける 穏やかな天気に恵まれ 涼風吹き上げる笹ヶ峰の頂に 訪れた登山者達が歓声を上げる。 これはお金で買…

八田さんの自家旅「思い出の山」 山の道

丸山荘へ最後の階段にかかる。 ここまで来たら鉄砲玉の様に 全速力でクロが走ってきたよね。 懐かしいね。 ◆山小屋 山の緑に映える赤い屋根。 この四国の山小屋から 多くの人たちとの出会いを頂き 私達の山登りも始まりました。 みんなでスキーで遊んだ 「幼…

八田さんの自家旅「思い出の山」 森の道

「笹ヶ峰から寒風山を歩かない?」 ちょっとした転機を迎えた八ちゃんと 私達の原点になった山に向かいました。 ◆我が道 20年を越えた付き合いの山の盟友は いつも教科書のない独自のスタイル。 でもこの「変な格好」が良いんだなぁ〜♪ 人のこと言えないか(…

のろやま春の遊山 和宏さんの報告

西赤石山に続く峠直下の「歓喜抗」 この一つの穴から住友財閥は始まり この山が産出した豊かな銅資源が 日本を支えたことに間違いはありません。 ◆変化の時 私が「サボった」稜線から 四国ではこの山域しか観る事が出来ない 貴重な高山植物の風景の報告が 和…

のろやま春の遊山 遺跡の遊山ノ参

お昼前に雨は本降りになり 私は予定を変更し稜線に向かった 和宏さんとnoronoyamaさんを 抗口で見送ることにしました。 ◆待つとき 雨が降ってはカメラが出せない。 今回は防水カメラを持った和宏さんに 稜線の写真とのろさんのガイドを託し 湯を沸かし帰りを…

のろやま春の遊山 遺跡の遊山ノ弐

煉瓦壁の向こうに植林が見える。 人も自然が生み出したものである以上 人工物も自然現象だと私は思っています。 ◆自然と人と 2億年もの全球凍結をもたらせた 巨大な力を持つ自然、地球の上で 自然保護を唱え感情的になることに 何の意味があるのか私はわから…

のろやま春の遊山 遺跡の遊山ノ壱

太平洋プレートがユーラシア大陸に激突し 隆起と共に海上に盛り上がった四国を 日本最大の活断層「中央構造線」が 巨大な力で削り落としたのが瀬戸内です。 ◆地質遺産であること 日曜日は四国山地の北端「西赤石山」へ。 海抜0mから短い距離で1,800mへ 一気…

のろやま春の遊山 家から遊山ノ弐

風が吹き抜ける皿ヶ峰を後に いったん南嶺に繋がる鞍部に下る。 この高度感が私は好きだなぁ〜♪ ◆庶民の山 線香が原因で山火事を繰り返し 今も全山草に覆われる皿ヶ峰。 子供の頃祖母達がこの山に来て 山菜を採っていた事を思い出します。 ◆新たな道へ向かっ…

のろやま春の遊山 家から遊山ノ壱

週末のお天気が心配ですね。 行き先はお任せ願いますか? 「何処へでも! 家から遊山も魅力的(^-^)」 ◆夏に向かって そんな大阪から遊びに来た noronoyamaさんのリクエストに応えて 初日は家から歩いて遊山に向かいました。 高知市の中心を流れる鏡川。 川岸…

河童の日々遊山 ザックを選ぶこと

ウエアと靴を買ったチョビママは 私達との3回の遊山を体験して より深く山に入りたくなった様です(嬉々 ◆道を選ぶ どこまで歩く事が出来るのか? じっと彼女の後ろ姿を観てきて 一泊個人装備は背負える様で 今回ザックを購入することにしました。 ◆Packを選…

和宏さんの花便り 阿波の山から

阿波のシゲさんと 春の妖精たちを求めて 四国阿波の山に分け入った 和宏さんから花便りが届きました。 ◆感じること 入山者が増えると 貴重な花が減ってゆくのは 四国だけではないはず。 それは寂しい事ですね。 ◆学ぶこと 今年も厳しい冬を耐え 四国の山に住…

雨の剣山遊山 帰りの道

四国から前線が離れた様で 山を覆っていた雲が開きました。 この山に絡む雲たちが 森の木々を養っているのです。 ◆水は友達 街では不快に感じる湿気も 山では肌触り良く感じる時がある。 そんな感覚を体験してくれたら 嬉しいな。 河童として(笑) ◆Singin'…

雨の剣山遊山 春の口福

今年もよろしくお願いします。 小屋開け間もないスタップが迎える 「まあ、おでんでもどうぞ」 おもてなしの心で身体まで温まります。 ◆心の交差点 いつも持ち込んですいません。 「いえいえお好きなものをどうぞ」 イッシッシとザックを開ける 和宏さんの宅…

雨の剣山遊山 雨の風景

暑がりな私は少々の雨なら ソフトシェルパンツと 耐水の生地のシャツを着て 傘を差し山に向かいます。 ◆小雨降る遊山 今年山デビューした チョビママの遊山第三弾は 和宏、katurakoさんと 小雨降る剣山へ向かいました。 ◆変化の時 登山リフトを降りて 大剣神…

雨の剣山遊山 水の恵み

「今年はどこも 藤の花が多いみたいやね」 katurakoさんはそう言う。 ◆河童の予感 4月から異動となり現場に帰り 山間部に出向く機会が多なった私も 同じことを感じていました。 今年は雨が少ないかなぁ〜。 ◆水が生むもの 行楽は晴れが好まれますが 妖怪な私…

河童の日々遊山 花見の下見

「河童ちゃん ツツジの偵察でもどう?」 和宏さんに誘われた連休最終日 ツツジの名所に向かいました。 ◆里の春 愛媛県の山間集落では 稲作の準備が始まっていました。 この直接流れ込む山の清水が 美味しいお米を育ててくれます。 ◆山頂の春 山間を縫う葛籠…

わいちゃんのヌル谷遊山 発つとき

「ご飯が炊けたよ〜♪」 焚火を熾し飯を焚くのが 早起き河童の朝のお務め。 ◆朝の作務 後はtochikoの出番。 昨夜のお鍋の残りに野菜入れて おじやで身体を起こしましょう。 河童は迎え酒(笑) ◆力を頂く 森はぐっすり眠ることが出来ます。 それは森に根を張…

わいちゃんのヌル谷遊山 森に浸る

えんちゃんまゆちゃんから届いた 埼玉の地ビール「COEDO」BEER しっかりここまで荷揚げしましたよ ありがと〜っ!! (^0^)/ ◆盃を交わす時 SARUはいつでも乾杯!! どこで誰とお酒を飲むのか? それがいつもテーマだと思っています。 ◆お天道様と森の力 冬に雪…

わいちゃんのヌル谷遊山 分け入る

この日四国上空には 大陸の寒気が流れ込み 雲も雨を知らせる様に 端々が毛羽立っていました。 ◆源流に入る 私達は林道を離れ いつもの森に入って行きました。 ここは私達遊山黒子衆SARUの 原点でもあります。 ◆ヌル谷のナロ 最後の登り返しを越せば ヌル谷の…

わいちゃんのヌル谷遊山 若葉輝く

三嶺南斜面に源を発する 上韮生(かみにろう)川は 岸辺に藤の花を咲かせ 春の装いを纏っていました。 ◆春の奥物部へ その清流を引いた 久保の集落の水田に 奥物部の山が写っている。 何と美しい風景だろう。 代搔きの後澄む水に雲の影 篠田悌二郎 ◆風光る …

わいちゃんの春休み遊山 2つの遊山

Kさんが毎回猪猟に連れて行く まだ子犬の面影を残す若い猟犬は 先輩犬と共に行動し猟を学んで行く。 ◆猟師Kさんの「山追い」 私が仕事で参加出来なかった 土佐遊山4日目の5月1日は わいちゃんが希望していた猪猟を 猟師Kさんが叶えてくれました。 先程、山か…

わいちゃんの春休み遊山 恵みを頂く

「これは何ですか?」 これは花ニラといってニラの花芽。 土佐では普通に食しますが 他県ではあまり食べないのかな? ◆黒子衆おもてなし課 わいちゃんのために 和宏さんが作る「花ニラ炒め」は 拾い食い文化土佐ならではの 「おもてなし」でしょう(笑) ◆土…

わいちゃんの春休み遊山 春雨の遊山

3日目は朝から雨。 でも雨には雨の風景がある。 この日は和宏さんの提案で 吉野川源流域の森を訪れました。 ◆四国最深部へ 旧本川村を目指しR194を 仁淀川支流に添って走る 春雨に煙る風景に胸弾みます。 峠を上がれば山間集落に入り 道端には今年最後になる…

わいちゃんの春休み遊山 大海を臨む

まあるい皿ヶ峰を後に 私達は太平洋を目指して 再び森に下って行きました。 ◆記憶を歩く 新緑に覆われた雑木林は 古くから土佐の庶民たちが 薪や堆肥の落葉を集めた森。 鷲尾山は元々お留め山で お城の燃料を賄った森。 ここは古くから土佐藩の生活を ずっと…