猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

朴の家の遊山 追記

あの大雨災害の後 お父さん共と復旧した 登山道の木に結んだロープは 今もそのまま結ばれていました。 ◆私の朴の家 頂上だけ見ていた私の狭い視野を 大きく山麓に広げてくれた。 山の本当の姿を私に教えてくれたのは 天の頂にいらっしゃる山のお父さん。 ◆あ…

tochikoな山歩き 岳樺のこと

四国の山でこの木が現れれば 笹原はもうすぐです。 ☆赤樺の林 笹ヶ峰の丸山荘を抜けると ダケカンバの林が現れます。 今頃は葉が茂る薄暗い樹林帯ですが 幹の赤色は林を明るく見せてくれます。 森林を抜け笹原に出たところ 丸山荘から見上げる頂上との中間に…

朴の家の遊山 天まで

四国で最も雪深い山笹ヶ峰。 その山頂部にテントを張った 2ヶ月近くに及ぶ氷雪の観測を 山田さんは「冬眠」と呼んでいた。 ◆天空の海へ 青く霞む石鎚山系を背景に 笹の海に点在するコメツツジの群生。 この厳しい環境に根を張る小さい樹木は 今年裏年の様で…

朴の家の遊山 頂まで

山田さんが屈斜路に建てた 小屋の名前は「朴(ぼく)の家」 「素朴な朴(ホウ)の木が好きなんです」 彼は嬉しそうに私に語ってくれた。 ◆1997年2月14日 約束の日山田さんは下山しなかった。 小屋を守るお母さんは心配ないと言うが 私とtochikoは深夜の高速…

朴の家の遊山 家まで

あの日山のお父さんと 仲間達で作った橋は朽ちて 今では渡る者はいない様です。 ◆夢の中へ 標高1,200mの宿を越えれば 山毛欅の世界に変わります。 「懐かしいね河童ちゃん」 そうやね。ここは何も変わっていないね。 ◆記憶の中へ あのブナの木は生きていた。…

朴の家の遊山 宿まで

春はボルネオの集落で暮らし 夏は屈斜路でカヌーのガイド 冬は四国の山で冬眠した山田謙さんは 1997年この山でその生涯を閉じました。 ◆思い出の山 先週末はろくべえさんご夫婦と共に 土佐と伊予の国境にある笹ヶ峰に 4年ぶりに登ることにしました。 ◆思い出…

食うはきぬ土佐帰郷 追記

この土佐で生まれたPizzaを 二人に是非食べてもらいたかった。 そんな想いが叶った夕餐でした。 ◆mamma Italia キャンプ仲間でもあり いつも大切な人を迎えてくれる 大好きなマスターのお店に 大好きな二人を案内出来ました。 ◆本場仕込み マスターが若い頃…

tochikoな里帰り 小さな棚田のこと

今年も実家の水田に 早苗が揺れる季節が来ました。 母が土作りに汗を流した小さな 水田は 山から引いた冷たい水で潤されていました。☆自然と共に暮らすこと 「そろそろ草が生えて気になっちょったがよ」 なるべくなら除草剤を使いたくない。 一時は合鴨も考…

食うはきぬ土佐帰郷 讃岐遊山

帰郷遊山最終日は和宏さんも合流し ろくべえさんかおさんご夫婦が待つ 讃岐へ向かって高知道を走りました。 「あれが讃岐富士飯野山です。」 ◆河童の讃岐ナンバーワン 最終日の朝食は 私が讃岐で一押しのかけうどん。 でもここはそっとしておきたいので 詳細…

食うはきぬ土佐帰郷 里への道

一晩降り続いた大雨により 帰路に付いたR55は至るところから 土砂が路面に吹き出し始めていました。 ◆小さな喫茶店 室戸に住む姪が心配してくれた 通行止めを間一髪で通過した私達は 安芸市で朝食を頂くために 小さな喫茶店を訪れました。 「いやぁ東京から…

食うはきぬ土佐帰郷 室戸遊山

食う寝るちゃんは3回目 きぬさんは2回目となる 待ちに待った土佐への帰郷は 大雨洪水警報のおまけ付きでした。 ◆雨には雨の遊山 「土佐の大雨を体験してもらえるね!」 どんな天候でも土佐の魅力は褪せません。 予定を変更した私達は国道55号線を 室戸岬を目…

食う寝るはきぬ

親戚よりもっと付き合ってる 食う寝るさんだ〜すときぬさんが 今年も土佐に帰ってきた。 ◆6月15日 到着〜室戸遊山 12:00 高知空港 15:00 鯨食う ジオ見学など 室戸泊 ◆6月16日 檮原へ 8:00 室戸発 11:00 高知着 12:00 久礼大正市場 鰹食う 14:00 久礼発 16:0…

電脳秘書ちいの日記 引っ越しでした…

5月末〜6月頭で引っ越しました。急に物件が見つかり、早々の引っ越しで バタバタ…。やっと色々と落ち着いてきたけど まだまだいっぱいです…。 仕事もちょうど忙しくなってて思うように進まない。 まあ気長にやるしかないか(笑)いよいよ商店街のよさこいも6…

河童の日々遊山 今治タオル

頑張れ日本の私達が 街でも山でも愛用するタオルは 全て国産「今治タオル」です。 ◆タオルの国「四国」 タオル生産日本一の今治市が 安い外国製品に押されていたタオルを 文化として価値を高めようと頑張る 職人のシンボルが「タオル美術館ICHIHIRO」 ◆COTTO…

八田さんの自家旅「皿ヶ峰」 山毛欅のこと

「いい顔をしていらっしゃる。」 皿ヶ峰の山腹にある苔むした仏様が この道が古から続く事を語ってくれます。 ◆気持ちの良い森 市街地から1時間足らずで この様な自然林に飛び込めること。 それはとても贅沢な事なのでしょうね。 「あぁ〜気持ち良い〜♪」 ◆…

八田さんの自家旅「皿ヶ峰」 裏山でのこと

「八ちゃん、久しぶりだねぇ〜♪」 「とっちゃんも忙しそうだったね。」 私も何が嬉しいかって この繋がりが20年続いていること。 ◆新しい山道へ 「また山を見直し始めたんだ。」 写真集まで出版した彼がカメラを置いて 最近新たな山歩きを始めたと言う。 ◆松…

八田さんの自家旅「皿ヶ峰」 R194のこと

「仁淀が開いたがやね。」 鮎の友釣りの竿を立てた 仁淀の河童達が並んでいる(笑) 土佐は鮎解禁を「川が開く」と言います。 ◆仁淀ブルー 最近水質の良さが報じられた 「仁淀川」が人気を集めている様で この休日も多くの人たちが 川辺で清流を楽しんでいま…

SARU山ガールの休日 森は幸福

河童流山での炊飯は「飯盒」 その訳は取っ手と蓋の間に詰めた タオルにその意味が隠れています。 ◆大切な御飯 私は山でもお米から炊飯します。 それは一番好きな食べ物が「飯」であり 湯を沸かしふやかすアルファ米と比べても それほど時間の差はありません…

tochikoな山歩き はなむしろ

春の繁忙期を無事終えて ようやく一息つきました。 久々の山行に河童が選んでくれたのは 故郷の屋根四国カルストの大栃でした。 ☆さあ行くよ! 久しぶりの栃は どんな顔で迎えてくれるのだろうか? 花は咲いているのか? もう結実を初めているのだろうかと …

SARU山ガールの休日 主の元で

トリカブトたちが 葉っぱにちょこんと乗せた 薄紅色の栃の花が可愛らしい。 ◆栃の老木 森の最深部に根を張る 樹高30mを越える栃の大木。 25年輭、四国の山を徘徊した私は こんな栃を他に見たことがありません。 ◆栃の森 この樹はいつから ここに居るのだろう…

SARU山ガールの休日 新緑の雫

四国カルストの山麓にある かつてこの山域を被っていた 深い広葉樹林の姿を保つ森は 貴重な植物たちの居場所です。 ◆新緑の風 観光客で賑わう稜線を離れ 私達以外訪れる者のない森は 芽吹いたばかりの若葉に被われ 風まで薄緑色に輝いていました。 ◆新緑の歌…

SARU山ガールの休日 雨上がり

「見て、見て!安いでぇ〜♪」 私の好物ハチクがどっさり入り あく抜きのヌタまで付て200円!! 土佐の道の駅は100円ショップです(笑) ◆カルストの森へ 仕事が一段落し始めたtochikoと SARU山ガールHassyとの週末に 日本最大規模のカルスト台地 天狗高原「姫…

のろ山さんのヌル谷遊山 追記

奥物部の森の風景の中で 一番好きな新緑の頃を 大切な友と過ごせたことに 森の木霊達に感謝します。 ◆いってきます でも楽しい時間は あっという間に過ぎるもので 「またおいで」と言う森を後に 二人で街に下って行きました。 ◆さとの花 旧物部村の最深部に…

電脳秘書ちいの日記 6月

6月ですね。 今日は日中暑かった〜。着々とよさこい準備が始まっております。 また忙しい夏がくる〜。今年は「椿」がポイント。振り付けや楽曲によってまたイメージが 膨らんでくる〜。2012年も万々歳!!